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なぜ浦和の済州戦逆転劇は生まれたのか? ACL8強進出を呼び込んだ「奇跡」のイメージ

6/1(木) 21:27配信

Football ZONE web

浦和の選手たちの大きな励みになっていたのは奇跡の逆転劇

 浦和レッズはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦で、済州ユナイテッド(韓国)を相手に初戦の0-2から第2戦で延長戦を含め3-0と逆転する力強さを見せてベスト8進出を決めた。浦和の選手たちには、欧州最高峰の舞台で起こった奇跡の逆転劇が大きな励みになっていたようだ。

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 24日にACL16強敵地第1戦で0-2と敗れて帰国した浦和の選手たちからは、この第2戦が近づくにつれて「バルサ」という言葉が何度も聞かれた。今季のUEFAチャンピオンズリーグ16強初戦でフランス王者パリ・サンジェルマン(PSG)に0-4の敗戦を喫しながら、第2戦の6-1勝利で逆転8強入りを決めたスペインの強豪バルセロナのことだ。

 奇跡の逆転劇を引き合いに出さなければならないほどの点差ではなかったが、浦和の選手たちにそのイメージが刷り込まれた理由をGK西川周作は試合後にこう話している。

「先週にバルサ対PSGのゲームをみんなで見たんですよ。何回見てもあのシーンには鳥肌が立ったし、今度は自分たちがこういう試合をするんだと」

ズラタンも証言「信じて走り切れたから」

 浦和の選手たちは、決戦を前に食事会を開いて団結を新たにしていた。昨年、FCソウル(韓国)に敗れて敗退が決まったベスト16の舞台で、このまま終わるわけにはいかない。リベンジへの強い気持ちは、バルセロナの勝利を信じて最後まで戦う姿勢に感化された。スロベニア代表としてワールドカップの舞台を知るFWズラタンも「自分たちが最後まで希望を捨てず、必ず勝つんだと信じて走り切れたからこその勝利だと思う」と話した。

 延長戦までの120分間を通して、浦和の選手たちが勝利を信じ抜くことができた一因に、攻撃的な姿勢を貫いて奇跡を起こしたバルセロナの姿があったのかもしれない。

 済州の選手たちによる延長後半終了間際と試合後の乱闘劇に話題が集中してしまった面もあるが、劣勢を跳ね返して準々決勝への道を切り開いた浦和イレブンが見せた底力は、称えられていいはずだ。

轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada

最終更新:6/1(木) 21:27
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