ここから本文です

乱闘以前の「実力差」を嘆く韓国メディア “無策”な済州が浦和に敗れKリーグ勢全滅

6/1(木) 22:32配信

Football ZONE web

済州が起こした暴力行為を批判的に報道 「ミスを繰り返した」と低調な内容にも言及

 5月31日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦の第2戦で、浦和レッズが済州ユナイテッドをホームで3-0と破り、2戦合計スコア3-2としてベスト8進出を果たした。両チームが120分にわたって激しい攻防を繰り広げる死闘となったが、延長後半アディショナルタイムに済州の控え選手であるDFペク・ドンギュがピッチに乱入し、浦和のMF阿部勇樹にエルボーを食らわせてレッドカード。試合後は前代未聞の大乱闘が起こり、後味の悪いものになってしまった。

【動画】日韓のプライドを懸けた120分の死闘… ACL「浦和vs済州」ハイライト

 韓国メディアも、この乱闘騒ぎを批判的に報じている。スポーツ紙「スポーツ韓国」は、「出場した選手2人(DFチョ・ヨンヒョン、DFクォン・ハンジン)、控え選手1人の3人がレッドカードをもらった。試合終了間際と試合後の乱闘劇によって、結果とマナーまでもすべて失った」と伝えた。

 試合終了後の会見で、済州のチョ・ソンファン監督は「試合が終わった後、浦和の選手一人が勝利のセレモニーをベンチで行った。敗者のマナーも必要だが、勝者のマナーも必要だと思う」と語っているが、済州側のマナー違反であったのは明らかだ。

 韓国のスポーツ専門テレビ局「JTBC3 FOX SPORTS」の解説委員は、「ミスを繰り返し、相手の攻撃に対して無策だった。戦術の多様性もなかった」と話しており、試合後は乱闘騒ぎばかりが取り沙汰されているが、浦和との実力差は明らかだったとしている。

16強全滅は09年の32チーム拡大以降で初

 済州が敗退したことで、今季ACLでKリーグ勢は全滅。2009年から出場チームが32チームに増えた後、Kリーグ勢はベスト8以上の成績を残し、4度の優勝と2度の準優勝を果たしている。出場数が拡大されてからKリーグチームがベスト8に進出できなかったのは、今回が初めてだ。

 スポーツ・芸能専門サイト「OSEN」は、「中国のような莫大な投資が難しいようなら、国内サッカーの構造やシステムを新たに構築しなければならない。これはチームが大きく変化していくためにも切実な課題。このままではアジアの舞台でのKリーグ勢の不振は続くだろう。Kリーグ人気にも影響する」と、国内リーグの早急な改革を訴えていた。

キム・ミョンウ●文 text by Myung-wook Kim

最終更新:6/1(木) 22:49
Football ZONE web

記事提供社からのご案内(外部サイト)

Football ZONE web

fangate株式会社

日本代表や欧州各国リーグなど、国内外のサッカー情報を毎日更新