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日本代表、中堅世代に求められる自立。年長者依存から脱却し真の世代交代を

6/1(木) 15:00配信

フットボールチャンネル

 来年のロシアW杯に向けて強化を続けている日本代表だが、いまだに主力は2010年の南アフリカW杯や2014年のブラジルW杯を知るベテランたち。真の意味で世代交代を果たし、世界の舞台で戦える強さを身につけるには、1990年代前半生まれの「中堅世代」の自立だ。(取材・文:元川悦子)

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W杯最終予選、全ゴールの半分以上は“中堅世代”

 今月シリア戦(7日=東京)とイラク戦(13日=テヘラン)の2連戦に挑む日本代表の欧州組合宿が5月31日に4日目を迎えた。選手たちのフィジカルコンディションを上げ、それぞれのバラつきをなくすため、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は連日午前と午後の2部練習を行っているが、この日は初日から参加している川島永嗣(メス)や岡崎慎司(レスター)ら9人と2日目に合流した大迫勇也(ケルン)の合計10人が午前のみで終了。31日昼に合宿入りした原口元気(ヘルタ)だけが単独で午後のトレーニングに臨んだ。

 指揮官を筆頭に11人のスタッフが見守る中、ランニングやインターバル走を消化した原口は「(スタッフが)豪華というか、なんか申し訳ない感じ。これくらいだったら自分でやれって言われたらできちゃうからね」と苦笑しつつも、いい汗をかいた充実感をにじませていた。

 2018年ロシアW杯アジア最終予選がスタートしてから、原口を筆頭に25歳前後の中堅世代の台頭が目立つ。昨年9月1日のUAE戦(埼玉)から7試合を終えているが、ここまでの得点者を見てみると、原口が4点、久保裕也(ヘント)が2点、本田圭佑(ミラン)、浅野拓磨(シュトゥットガルト)、山口蛍、清武弘嗣(ともにC大阪)、今野泰幸(G大阪)、香川真司(ドルトムント)、岡崎慎司(レスター)、吉田麻也(サウサンプトン)がそれぞれ1点ずつを挙げている。全ゴールの半分以上を90年代前半生まれの選手が占めるようになった。

 本田・岡崎・香川の3枚看板に依存していた2014年ブラジルW杯アジア最終予選、あるいは2015年アジアカップ(オーストラリア)の頃に比べると世代交代が急ピッチで進んでいるのは確かだ。さらに今回は井手口陽介や三浦弦太(ともにG大阪)、中村航輔(柏)といった90年代後半生まれのメンバーも加わってくる。それだけに、原口ら中堅世代がさらなる勢いを見せる必要があるはずだ。

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