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ハイレグ水着の太さは最低、男の指3本分がルール

6/2(金) 16:00配信

NEWS ポストセブン

『男女7人夏物語』や『東京ラブストーリー』といったトレンディドラマが流行し、扇子を片手にワンレン・ボディコンの女性がお立ち台の上で踊り狂う。1986年から約5年間、日本を沸かせた「バブル景気」を象徴する一コマだ。その時代、女性たちの間で圧倒的な支持を受けたのが、鋭い切れ込みで足の付け根あたりまでを大胆に露出した「ハイレグ」水着である。

 そもそもハイレグに定義はあるのだろうか。女性用水着販売大手、株式会社Ai(旧・三愛)の取締役・丸田隆司氏はこう語る(以下、「」内は丸田氏)。

「ハイレグは“ハイレッグ”の意で、一般的には腰骨の高さまで切れ込みがあるワンピース型の水着のことを指します。“何度以上ならハイレグ”というような、角度に決まりはありません。

 技術的には、切れ込みはどこまででも入れることが可能です。ただ、切れ込みを深くするほど当然シック(股間部分)が細くなってしまい、局部が見えてしまいます。そのためシックには、最低、男性の指3本分の太さがなければならないというルールがあります」

 1955年から水着の販売を行なう同社の歴史の中で“ハイレグカット”の文字が登場したのは1982年のことだった。

「出始めた頃はまだ切れ込みが浅いのですが、年を経るごとに角度がどんどん鋭角になっています。ピークを迎えるのは1990年前後ですね。1991年には腰骨の上の高さまで切れ込みのある水着が一般向けに販売されていました。最近の女性はここまで切れ込みの深いものは着ないと思いますが、当時は逆にこれくらい深くないと買ってもらえなかったんです(笑い)。こうしたブームは1993年頃まで続きます」

 この頃は業界としても右肩上がりの時代で、ハイレグ商品は同社の売り上げの6割を占めた。

「中でも1984年に販売された水玉柄のハイレグ水着は、1年間で2万4000着も売れた、弊社史上最大のヒット商品となりました。この記録は今でも破られていません」

※週刊ポスト2017年6月9日号