ここから本文です

韓国代表に“リベンジ”したU-20ポルトガル代表がキャンプ地に日本を選んだ理由

6/2(金) 21:02配信

footballista

U-20W杯開幕前、日韓W杯時にA代表がキャンプを張った淡路島で再びキャンプを行ったイングランド代表が話題となったが、日本でを合宿地に選んだのはイングランドだけではなかった。ラウンド16で開催国の韓国を破り8強入りを果たしたポルトガルも日本で準備を行っていた。日韓W杯の時は日本ではなくマカオに滞在していたポルトガル代表がなぜ今回、そのマカオでも開催地の韓国でもなく日本をキャンプ地に選んだのか。合宿に密着取材した鰐部哲也氏に、その謎を解き明かしてもらった。



取材・文・写真 鰐部哲也



 U-20W杯のキャンプ地に日本を選んだポルトガル代表は5月11日から15日まで、日本サッカー協会の肝いりの下、7年前にオープンしたナショナルトレーニングセンター「J-GREEN堺」で本大会に向けた最終調整を行った。


 彼らはなぜ、日本を合宿地に選んだのか。ポルトガルサッカー連盟(以下FPF)広報のロドリゴ・ディアス氏に尋ねてみると、なんと「なでしこJAPAN」の活躍が関係しているのだという。


 「アルガルヴェ・カップに日本女子代表が毎年参加してくれるようになったのが大きい。2011年に日本が女子W杯を制したことで、多くの日本メディアがポルトガルに来るようになったし、我われと日本サッカー協会との間にも太いパイプができたんだ。それで今回、日本の施設を使わせてもらうことができたんだ」


 FPFが国内メディア向けに作成した全82ページからなる「MEDIA GUIDE」(下の画像)では、「すべての準備は日本で!」と題して2ページにわたって日本のキャンプ地紹介がされている。練習場となったJ-GREEN堺だけではなく、江戸時代に大阪の呼称であった“天下の台所”をポルトガル語で“コジーニャ デ ナサォン”と正確に翻訳して説明していたり、戦後に堺が阪神工業地帯の一角として工業都市として発展した、といった近代史まで詳しく解説されていたりとかなりの力の入れようだった。


 前述のディアス広報に聞くと「ポルトガルの図書館で日本の歴史を調べたからね」と得意気。が、このガイド、よく見ると堺の位置が能登半島の付け根を指している……。「水を差すようで悪いけど」と間違い指摘すると、非常に悔しそうな顔で「間違いはこれだけだよなぁ」と何度も自分が作成した冊子を見返す姿を見て「言わなければ良かったかな」と猛省した次第である。

1/2ページ

最終更新:6/2(金) 21:02
footballista

記事提供社からのご案内(外部サイト)

月刊フットボリスタ

株式会社ソル・メディア

Issue 048
8月12日(土)発売

定価900円(税込)

[特集]
17-18 欧州展望
無名の“ラップトップ監督”が新時代を切り拓く