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マンションの騒音トラブル体験談 引っ越すのが最善の策?

6/2(金) 17:03配信

マネーポストWEB

 マンションなどの集合住宅に住んでいると、時に隣人とトラブルになってしまうことがある。東京都に住む40代会社員の男性Kさんが、実体験を語る。Kさんが住んでいたのは、2DKで家賃13万円の物件。相場からすると1万円から2万円ほど安かったという。

「都内にある築45年くらいの古いマンションの10階に住んでいた時の話です。ある日、9階に住んでいる女性がやってきて、“足音がちょっと大きいので気をつけてもらえますか?”と言われたんです」(Kさん。以下「」内同)

 それから生活音に気をつけるようにしていたというKさんだが、その1週間後くらいにまた下階の住人がやってきて、騒音に対する苦情を入れてきた。

「私の足音がうるさかったのは間違いないとは思うのですが、注意された後はかなり気をつけて生活していたので、困惑してしまいました」

 実はKさん自身も近隣住民の生活音が気になっていたという。

「上の階から赤ちゃんの鳴き声が聞こえてきたり、お隣のテレビの声が聞こえてきたり、そういうことは日常的でしたね。そもそもマンションがかなり古くて防音対策も万全ではなかったから、仕方ないのですが……」

 その後も、下階の住人から生活音に対する苦情を受けたKさんは、これ以上この状況が続くと、深刻なトラブルになりかねないと感じていた。

「下の住人もかなりストレスを感じていたみたいです。とはいえ、私としてもできるだけ音を立てないように努力をしていたので、なんとも難しい状況でした。たとえば、弁護士さんに間に入ってもらって、解決するということもできたとは思うのですが、賃貸だったこともあり、そこまでして住みたいかといわれればそうでもないということで、引っ越すことにしました」

多少の出費があったものの、引っ越してよかった

 トラブル解決にかかる費用よりも、引っ越しにかかる費用のほうが安いと判断したKさん。

「そのマンションに入ってから約1年10か月で引っ越してしまいました。2年契約だったので、想定よりも早い引っ越しということになります。イレギュラーな引っ越しだったということで、費用はできるだけ少なく抑えたかったので、引っ越し業者さんとの交渉は強気で頑張りましたよ。最初の見積もりは12万円くらいだったんですが、最終的に7万円でお願いできました」

 多少の出費はあったものの、引っ越してよかったとKさんは語る。

「もしも自分が引っ越しをしなかった場合、たとえば私が下の階の住人の引越し費用を負担することになったり、あるいは迷惑料を払わされたりといったことになっていたかもしれません。弁護士さんに頼んで解決するにしても、お金も時間もかかる。そういうトラブルをに対するストレスを考えたら、早い時期に引っ越してよかったと思います。そもそもこっちが騒音の原因になっているのだから、相手側と争ったところで反論しづらいというのもありましたし」

 もちろん騒音が出ないように生活をするのは当然のことなのだが、物件によっては仕方ないこともあるようだ。都内の不動産関係者はこう話す。

「特に古いマンションやアパートの場合、防音対策が十分ではなく、周りの部屋の音が聞こえてくることは珍しくないです。どれくらいの音が聞こえるのか、入居する前に大家さんに確認するといいと思います。不動産業者はそのあたりを把握していない場合もあるので、大家さんに聞くほうが確実だと思います。

 また、近隣トラブル回避という意味では、どういう人が住んでいるのかを大家さんに聞いておくのもいいでしょう。引っ越しの前に、ご近所さんに挨拶をすれば、“ちゃんとした人”だと思ってもらえるので、なお安心です。事前にしっかり情報を把握しておくことで、回避できるトラブルも多いです」

 こじれると時間もお金もかかってしまう近隣トラブル。無駄な出費をしないためにも、しっかり情報収集したうえで、引っ越しを決めたほうが良さそうだ。

最終更新:6/2(金) 17:03
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