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確執の末のドルトムント監督解任劇 きっかけは香川ら発掘の名伯楽との対立

6/2(金) 13:20配信

Football ZONE web

トゥヘル監督とヴァッケCEOの関係悪化 地元紙が両者「反目の歴史」を特集

 ドルトムントのトーマス・トゥヘル監督は契約期間を1年残した状況で解任された。ハンス・ヨアヒム・ヴァッケCEOとの関係悪化が戦術家解任の理由に浮上しているが、確執のきっかけは日本代表MF香川真司ら逸材を発掘してきた名伯楽との対立だったという。地元紙「ヴェストフライシャー・アンツァイガー」が「ヴァッケ対トゥヘル 反目の歴史」と特集している。

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 ドルトムントは5月30日に重大な発表を行い、トゥヘル監督はヴァッケCEO、ミヒャエル・ツォルク強化部長とわずか21分間の会談で解任が決まった。

「エキサイティングで美しい2年間に私は感謝しています。これを続けられないのは本当に残念です」と自身のツイッターで無念の胸中を明かしたトゥヘル監督は、今季DFBポカール優勝を果たすなど、2年間で結果を出していた。

 だが、解任の憂き目を見た。「最大の理由はトゥヘルとヴァッケの反目だ。BVB首脳は信頼と忠誠心の問題だと説明していた。我々は今振り返る」と特集では報じている。

 2016年1月に事件は起きたという。

ヴァッケ氏は若手発掘の名伯楽に信頼

「ヴァッケとトゥヘルの仲違いの起源は2人の問題ではなかった。スヴェン・ミスリンタットだ。BVBのスカウト部長として名声を築き、香川真司やクリスチャン・プリシッチのような選手を発掘してきた」

 ミスリンタット氏とトゥヘル監督の関係悪化が深刻となった。チームマネージャーに昇格した名伯楽だが、指揮官に練習場の立ち入り禁止を命じられるなど、不和が起きたという。絶大な若手発掘力を誇るミスリンタット氏の手腕が、世界中の若手の逸材をかき集めているドルトムントのストロングポイントにそのまま直結している。

 クラブから絶大な信頼を受けるミスリンタット氏は今年のカップ戦決勝も自腹で視察に赴き、優勝祝賀会から締め出されたという。ヴァッケ氏は気難しい指揮官よりも、香川ら原石を発掘するミスリンタット氏に信頼を置いていたという。

 2016年夏にも対立があったとされる。チームはマンチェスター・シティにドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンを、バイエルンにドイツ代表DFマッツ・フンメルスをそれぞれ売却。トゥヘル監督はこれ以上の主力流出に反対し、ヴァッケ氏は「3人の主力を放出しなければいけない状況ではない」と説明していたが、アルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンがマンチェスター・ユナイテッド移籍を強行したために、関係が悪化したという。

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最終更新:6/2(金) 13:20
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