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生命保険を名義変更すると、贈与税がかかるの?

6/3(土) 7:47配信

NIKKEI STYLE

「先生。このたび息子が結婚することになったので、息子にかけていた生命保険契約を私名義から息子名義に変更しようと思っているんです」「おめでとうございます。今後は息子さん自身が保険料を払っていくということですね」「そうです。そして受取人もお嫁さんにしてあげたいと思っています」「それはいいことですね」「でもこれまでずっと私が保険料を負担してきたわけなので、名義を変更したら贈与税がかかっちゃうんじゃないでしょうか?」「今はかかりませんが、後でかかってきます」「??」

 日本では結婚を機に生命保険に加入するケースが多いと思います。また将来に備えて親が子供に保険をかけているケースもよく見かけます。これは子供の死亡によって保険を受け取ろうと考えているのではなく、子供の保険料負担を考え、成人や結婚したら子供に名義変更してあげようという考えで契約するのです。

■保険の種類は3つ

 生命保険契約の種類は大きく3つに分かれます。保険の記事ではもっと細かく分類していると思いますが、相続の観点からは「定期保険」「終身保険」「養老保険」の3種類だと思っていただいて構いません。
 このうち定期保険はいわゆる「掛け捨て保険」なので、解約返戻金(へんれいきん)はありません。毎年の保障(保険金)を毎年買っている(保険料)形なので、今まで親がどんなにたくさん保険料を払っていたからといって、名義変更後の子供の保険料負担がその分減るわけではありません。
 養老保険は貯蓄型の生命保険で、満期まで継続すると基本的には死亡保険金と同額の保険金を受け取れるものです。マイナス金利で運用難とはいえ、仕組み上は貯蓄性があるため、万一のために大きな保障がほしい場合は高い保険料を払うことになってしまいます。保険期間の途中で解約した場合は、その加入期間に応じて解約返戻金を受け取ることができます。
 終身保険は死亡時に契約が終了する保険です。定期保険や養老保険と異なり、一定の保険期間がないため更新する必要がありません。また途中で解約した場合は、その加入期間に応じて解約返戻金を受け取ることができます。

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最終更新:6/3(土) 7:47
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