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ドラッグストアの日用品はどうして安いのか

6/3(土) 7:00配信

オトナンサー

 いまや、社会インフラといえるほど私たちの暮らしに身近となった「ドラッグストア」。さまざまな種類の医薬品を取りそろえ、深夜営業している店舗も多いことから、頻繁に利用する人も多いはずです。

 ドラッグストアといえば、医薬品以外に食品や日用品が買えるのも魅力の一つでしょう。同じ商品をスーパーなどよりも安く購入できる“お得感”から、日用品目当てに通っている人も少なくないかもしれません。

 しかし、そもそもドラッグストアはなぜ、食品や日用品を普通よりも安く販売できるのでしょうか。オトナンサー編集部の記者が、ファイナンシャルプランナー(FP)の中尾剛さんに聞きました。

ドラッグストアで食品を売る理由

 経済産業省によると、ドラッグストアの2016年度の商品販売額は5兆7668億円で、うち最も大きいのが「食品」の1兆5149億円(前年度比10.0%増)。以下、「家庭用品・日用消耗品・ペット用品」8895億円(同7.2%増)、「調剤医薬品」3663億円(同2.7%減)、「OTC医薬品」8349億円(同3.8%増)と続きます。

 このデータを見ると、メイン商品である医薬品より食品や日用品の方が販売額が大きく、また、伸び率でも食品や日用品が勝っていることがわかります。それでは、ドラッグストアはなぜこれほど多くの日用品や食品を販売するのでしょうか。

 中尾さんによると、スーパーやコンビニエンスストアなどと比較した場合の「来店頻度」に理由があります。「スーパーやコンビニは日用品や食品を中心に取り扱っているため週に数回、多ければ毎日来店する方もいます。しかし、ドラッグストアの主力商品である医薬品や化粧品は頻繁に買うものではないため、来店頻度は低くなります」。

 そこで、スーパーやコンビニのように気軽に来店してもらうため、購入頻度の高い日用品や食品を取り扱うとのこと。「日用品目当ての客を増やし、利益率が高い医薬品や化粧品へと誘導するのが狙いです。入り口付近に安い日用品や食品を置く店舗が多いのはそのためです」。

 つまり、ドラッグストアは日用品や食品には利益を求めず、あくまでも「来店してもらうために」提供していることになります。

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最終更新:6/3(土) 7:48
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