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Facebookの社内コミュニケーション専用SNS「Workplace」は職場を変えるか?

6/3(土) 9:10配信

@DIME

もともとFacebookは身近な友達や家族とつながり、プライベートで利用するSNSとして広く知られています。今回、「Workplace」は会社内でつながりを深め、簡単にコミュニケーションをとり合えるサービスとして日本で正式に登場しました。

【写真】Facebookの社内コミュニケーション専用SNS「Workplace」は職場を変えるか?

先行でWorkplaceを利用している企業もあるため、5月17日に行われた説明会では基本的な機能以外にも、事例についての紹介がありました。

◎Workplaceの機能

Workplaceは会社全体のコミュニケーションツールとして利用できるように、Facebookのような写真・動画の投稿やメッセージ機能はもちろん、アンケート機能、PDFの共有、レポート作成などの機能がついています。

インターフェースはグレー色の背景で、中心にタイムライン、右端にユーザーリスト、とFacebookと似ています。Facebookと違うのは、広告やゲームのような仕事に必要のない機能は省かれているところです。

Workplaceを「業務効率を促進する場所」として利用してほしいとアジア太平洋地域責任者のナクル・パテルさんは言います。そして、マーク・ザッカ―バグさんの「Workplaceを利用することは単にツールを導入するというよりむしろ、ビジネスを運営することに近いと考えている」という言葉を紹介していました。

従業員はFacebookアカウントを持っていなくてもWorkplaceを利用できるため、仕事とプライベートを分けることができます。

また、管理者のページでは、ユーザーアカウントの利用状況を知ることや、ユーザーごとに権限設定をすることができ、Facebookよりも管理しやすいシステムになっています。

Workplaceは会社内で使うことが主な目的とされていますが、「会社間グループ」を使うことで他の企業とコミュニケーションをとることもできます。

◎Workplaceが作られた背景

仕事でFacebookのコミュニケーショングループやメッセンジャーを使うことで、従来のメールよりすばやく情報共有することができます。実際に、仕事のコミュニケーションツールとして使っている企業が多く、Facebook以上に仕事場で使えるサービスが求められていたとパテルさんは言います。

そして、「世界の技術は日々進化していて、今後はスマホからでも使いやすく、便利でスピード感のある連絡手段が選ばれていくだろう」と話していました。

Workplaceは主に4つの特徴に分けられるそうです。Familiar(Facebookと似ていて親しみやすいこと)、Mobile First(スマホからも使えること)、Heart of the Business(ビジネスの中心になること)、Separate & Secure(プライベートと分けられていて、安全であること)。そして、3年後には労働人口の半数がミレニアル世代になり、このような特徴を持つコミュニケーションツールは使いやすいと言います。

◎Workplaceの事例と使い方

説明会ではスターバックスでの事例を紹介していました。

スターバックスでは、経営陣から店舗スタッフまでWorkplaceを利用しています。Workplace上では、CEOのスピーチをライブ動画として配信し、それを見たスタッフがコメントやスタンプを送っていました。また、スタッフが考えたドリンクがWorkplaceで評判になり、わずか2日間で公式のメニューとして採用したこともあったそうです。

このように、Workplaceでは通常はコミュニケーションをとることが難しい相手と気軽にコミュニケーションをとることが実現できています。

スターバックス以外の企業では、Booking.comやCampbellなど14000社以上で使用されていて、日本ではコロプラ、KLab、エウレカなど300社以上の企業がWorkplaceを使用しています。他の事例では、営業同行の相談や、サービスの開発状況の共有など、コミュニケーションをとる場として活用されていました。

Workplaceのサイトではライブ動画のアイデアとして、カスタマーストーリー、スタッフトレーニング、質疑応答セッション、会社全体の会議などを提案しています。さらに、ライブ動画を成功させるには、注目を集めるテーマを選ぶ、動画の詳細を書く、予定を事前に知らせて期待感を高めるなど、ヒントも記載されていました。

◎Workplaceの料金設定

Workplaceの料金設定は「スタンダードプラン」と「プレミアムプラン」に分かれています。「スタンダードプラン」は無料で使用することができ、「プレミアムプラン」は1000人までのユーザー1人に対して3ドル、9000人までは2ドル、それ以上であれば、1ドルとなっています。

また、非営利団体や教育機関の職員は無料でプレミアムプランを利用することができます。(2017年9月30日までは無料でプレミアムプランを利用することができます。)

パテルさんは「これは破格の値段設定で、収益化は満足できるサービスをユーザーに与えたあとに考えたい」と話していました。

Workplaceを使うことで、会社全体のチームワークの向上、幅広い情報共有、スムーズな連絡が可能になりそうです。郵便、FAX、メール、と新しい時代になるにつれて情報伝達がシンプルになり、スピード感が増しています。今後のコミュニケーションツールはどのように進化していくのか注目したいところです。

取材・文/あみれ

@DIME編集部

最終更新:6/3(土) 9:10
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