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車上荒らしに3回遭った男「警察の対応が年々鈍くなっている」【コラムニスト木村和久】

6/3(土) 16:00配信

週刊SPA!

― 木村和久の「オヤ充のススメ」その165 ―

 犯罪を防止する法律が話題ですが、こちらとしてはすでに起こった犯罪の検挙率をなんとか上げて頂きたい、そう思うこの頃です。

 日本の軽犯罪、窃盗や置き引き、器物破損などの検挙率ってご存知ですか。一般的には2割強と言われています。約8割がそのまま、スルーされ、犯人が捕まらないそうです。

 昔は軽犯罪でも検挙率は5割ぐらいあったのです。軽犯罪が爆発的に増大しているかといえば、そうでもないし。防犯カメラも以前よりはたくさん配置されていますし、もうちょっと頑張れば、検挙率が上がると思うのですけど、そこのところはいかがなものでしょう。

 個人的な体験として、過去20年間、車上荒らしや自転車盗難などの軽犯罪に遭遇し、どんな対処を受けてきたかを報告し、今後どうすればいいか、一緒に考えたいと思います。

 約20年前、生まれて初めての、車上荒らしに遭遇しました。屋外の駐車場に停めていたのですが、くるまに乗ろうと、夜中に行ったらサイドガラスが割られていました。

 即座に110番通報をすると、ものの5分ぐらいで警察が来ました。しかも、ドラマ「相棒」で活躍している、六角精児みたいな、鑑識までやって来て、耳かきの逆側についている、ポンポンで指紋採取をしていましたから。結局犯人は捕まりませんでしたが、いろいろやってくれた感はあり、個人的には満足でした。

 2回目の車上荒らしは15年ぐらい前、ファミリーレストランの駐車場で食事中にやられました。その時は、カバンをくるまに置いてて、それを狙った模様。財布は入れてませんでしたが、カバンにはシステム手帳が入ってて、丸ごと盗まれました。手帳にはキャッシング機能のある、クレジットカードが挟んであり、それも盗まれました。あとで、カード会社から何十万円の請求が来て、これが目的だったのかと分かった次第。失ったカバンは半年後に、どこぞの公園の芝生に落ちてて、無事戻って来ました。カード被害も保険で補い、実質の被害は車のガラスの修理代ですか。それも保険がおりたので、実質は手間賃と面倒な手続きだけでしたけど。

 一方、ファミレス事件の時、警察の対応は、以前よりは速くないですが、やって来て防犯カメラを見ると言って、去って行きました。後で聞きに行ったら、はっきり映ってませんが、東南アジア系の外国人じゃないかと言われました。話はそれでおしまい。防犯カメラ全然役立たないじゃん。

 3度目の車上荒らしって、よくまあ車上荒らしに遭うもんですなあ。駒沢通り沿いの通行量の多い所で、約10年前にやられましたが、今度は警察に連絡しても、全然来てくれません。何度か催促したけど、ちょっと出払ってとかいって。多分タイミングが悪かったんだと思います。その時は健康雑誌の撮影用のバランスボールなどのグッズを山盛り積んでいて、それを誰かが宝の山と勘違いして、車上荒らしをした模様。ご丁寧に健康グッズを歩道に並べて置いてありました。盗まないなら、車のガラス割るなって。被害状況を調べている間、しばらく警察を待っていたのですが、全然来ません。もう夜中も明け方だったので、しびれを切らして、家に帰ってしまいました。どうせ犯人は捕まらないしね。もう諦めの境地ですわ。とまあ、このように車上荒らしなどの、軽犯罪に対する警察側のリアクションが、年々鈍くなっている。これが現状だと思います。

 しばらく車上荒らしがないと思っていたら、去年自転車を盗まれて。東急沿線の某商店街で、わずか10分ぐらい、鍵をかけずに買い物をしていたら、やられてしまいました。現場を見ると、防犯カメラが多数あったので、警察に行って、被害届を出すと同時に、防犯カメラでチェックして下さいと言っておきました。後日連絡があると、白ワイシャツ着たサラリーマン風の人間が、乗って行ったと言うのです。一応カメラは見たんだ。けどそれから防犯カメラで追わないんだ。その犯人をほかの防犯カメラで追っていけば、だいたいの居場所が分かるんだけど。

 まあ無理な話だよねえ。警察も暇じゃないから、いちいち商店街の防犯カメラを全部見るって無理な話ですよ。自転車は3ケ月ぐらいしてから、回収センターに届けられていて、無事戻って来ました。それは非常に良かったけど。

 結論としては、もはやスマホで4K映像が撮れる時代ですから、もっと防犯カメラの精度を上げて欲しいです。そして、防犯カメラ同士の連携が出来て、マーキングしたら、自動で追尾出来れば、わりと簡単に、犯人の住んでいるエリアが分かると思うのですが。トム・クルーズが出演している、SF映画の世界かも知れませんが、車の自動運転ができる時代ですから、できないことはないと思います。

 個人情報の保護など難しい側面もありますが、IoT全盛の今、どこかのセキュリティ企業が、やってくれないかなと思います。監視カメラのあるところでの軽犯罪は捕まる率が高いぞと、アピール出来れば、未然に防げると思います。いかがでしょうか。

■木村和久(きむらかずひさ)■

トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦

日刊SPA!

最終更新:6/3(土) 16:00
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