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斎藤工「不倫だからこそ深くなる感情は人間の永遠のテーマ」

6/4(日) 7:00配信

NEWS ポストセブン

 主婦の不倫を描いたドラマ『昼顔』が映画となって帰ってくる。あれから3年──北野(斎藤工)と別れ、夫とも離婚した紗和(上戸彩)は、ひとり海岸沿いの小さな町で慎ましく暮らしていた。大学の非常勤講師となっていた北野は、その町で講演を行うことになり、“出会ってはいけない”紗和と再会してしまう。そんなふたりの前に北野の妻・乃里子(伊藤歩)が現れて…。映画『昼顔』6月10日(土)から全国東宝系にて全国公開。

 紗和(上戸彩)の不倫相手、大学の非常勤講師・北野を演じる斎藤工。直接的な愛情表現は少ないため、紗和から誤解されることもある。そんな北野について、「“好き”と言わないところは理解できる」と斎藤は言う。「女性は言葉にしてほしいって言うじゃないですか。でも、男性側の本質はそこではなかったりする。結局、北野は行動で最大の“好き”を表現したわけで、それがすごくチャーミングだと思うんです」(斎藤)。

 お互いに結婚していながら、惹かれ合い、愛し合う紗和と北野。一度は別れたが、再び出会い、逢瀬を繰り返す。上戸は紗和についてこう言う。

「自分に嘘がなくて素敵だと思います。でも、“乃里子(北野の妻)と結婚している北野先生”と考えると、上戸彩としてはどうなのかわからない」

 斎藤の考えはこうだ。

「愛憎劇や不貞を描く作品は国内外問わず古くから数多くあります。不倫を肯定する気はありませんが、そういう環境だからこそ深く、強固になっていく恋愛感情は人間の永遠のテーマだと思います」

 離婚後、ひとりで暮らしていた紗和はある日、講演を行っていた北野と出会う。その再会シーンは、ふたりにとっても撮影の初日だった。上戸は感情を抑えられなかったと振り返る。

「北野先生の声を久々に聞いたときはグッと心が締めつけられて。リハーサルから泣いていました」

 斎藤も印象的なシーンだったと話す。

「一言で表現できない感情。リアルな距離感がありました」。

撮影/藤本和典

※女性セブン2017年6月15日号