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「GUCCY」「GUCCIFATION」 最新の“グッチ・ワード”が面白い!

6/4(日) 10:43配信

GQ JAPAN

あれ、GUCCYってスペル間違っている? いいえ、間違っていない。グッチの最新コレクションはブランド名を活用した言葉遊びが目玉だ。

【グッチ 2018年クルーズ コレクション すべてのルックを見る】

グッチの2018年クルーズ コレクションが5月29日に発表された。ファッション・ショーの舞台となったのは、フィレンツェ市内のピッティ宮殿にあるパラティーナ美術館。この歴史的建築物で発表されたルックは、なんと115体だった。

そんな多くのルックのなか、キャッチーな単語をあしらったアイテムに目を留めた。クリエティブ・ディレクターのアレッサンドロ・ミケーレが、ブランド名「GUCCI」にひと捻りを加え、これまでに見たことのない“グッチ造語”を創り出した。

たとえば、テディベアの人形をモチーフにしたピンク色のスウェットシャツに、「GUCCY」というワードを飾った。「GUCCI」の“I”を“Y”に変えたのだ。意味はおそらく「グッチ的、グッチ調」ということだろう。

「GUCCY 」のほか、「GUCCIFY YOURSELF」や「GUCCIFICATION」といった造語も登場した。ミケーレは自ら「GUCCIFY YOURSELF」(グッチ化しよう)と書いたTシャツを着て、ショーのフィナーレに登場した。

2015年1月にグッチのクリエティブ・ディレクターに就任して以来、ミケーレの手による新生グッチのコレクションでは、ブランドのロゴを配したアイテムが多々見られる。グッチの象徴的な「GG」ロゴを落書き風で見せたり、ブランド名をアイテムのメイン・モチーフとして取り入れたりした。とにかく、グッチのロゴを前面に押し出してきた。ミケーレはいまのロゴ・ブーム再燃の立役者のひとりだ。

そしてこんどはブランド名での遊びである。グッチはこうして、グッチのブランド名を後生大事な「ブランド様」として崇拝する対象であると思い込ませるのではなく、フレンドリーかつカジュアルに、それぞれが自分のライフスタイル&ファッションに取り込むことのできる「相棒」にしてもらおう、と考えているかのようだ。ミケーレは「グッチ」を「民主化」しているのである。

Words by Winsome Li (GQ)

最終更新:6/4(日) 10:43
GQ JAPAN

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