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デジタルビジネスに不可欠な高級テック人材を獲得せよ:ガートナー

6/4(日) 8:10配信

DIGIDAY[日本版]

ガートナー リサーチ バイス プレジデント 兼 最上級アナリスト 亦賀(またが) 忠明氏は26~28日に開かれた「ガートナー ITインフラストラクチャ & データセンター サミット 2017」で、企業はデジタルビジネスを開始するため、テクノロジー、ビジネス、人材をめぐって新しい戦略を即座に開始することを提案した。講演の一部を抜粋。

亦賀氏はこう警鐘を鳴らした。「デジタル化はすでに起こりつつある現実。ゼネラルエレクトリック(GE)はいいものを作ったとしても売れるかわからないと考え、ビジネスモデルを変えようとしている。米金融シティは『Digital Disruption』というレポートを出し、『スマートフォンが銀行業を下から上に破壊していく』と考えた。スマートフォンネイティブにとって銀行は理解しがたく、店舗に行く理由がない。新たなテクノロジーで30%が職を失うと予見する」と語った。

Google、Amazon、ウーバー、フィンテック企業などが提供する価値とはPeople Centric(人中心)だ。「デジタルビジネスは破壊と創造を繰り返す。産業とビジネスを根本から変えるインパクトがある」。

亦賀氏は人中心型のプロダクト例としてAmazonエコーを挙げた。エコーに搭載された音声認識プラットフォームAmazon Alexaは米国ではさまざまなデバイスに搭載されつつある。中心にある人をコネクティビティ(ネット接続)のインフラが包み込む「デジタルメッシュ」。人はどこでもインテリジェンスにアクセスでき、センサーデータを基にしてプロダクトやサービスが逐次改善されたりする。

ガートナーはデジタルビジネスを確立するため、2つのモードを段階的に実現していく「バイモーダル」を提唱してきた。モード1は従来の業務システムなどを指し、モード2はビジネスを革新することだ。

亦賀氏はビジネス、マネジメント、テクノロジにまたがる人材の協働の必要性を指摘した。デジタルビジネスを生み出し、運営するには以下のようなスキルセットが融合しないといけないという。

特にテクノロジー人材の世界で大きな変化が起きていると語った。「人工知能のトップ人材はF1レーサー、大リーガーに匹敵する。トヨタは、昨年設立した人口知能研究所の研究者に数千万円レベルの報酬を渡している」と語った。「人材獲得競争が激しく、捕まえられない。投資して早期に育成しないと間に合わない。ともに楽しむ、世界を変える新しいプロ集団、好奇心指数の高いグループが中心になる」。

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