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ペット保険の選び方 低額保険、「ペット保険証」の利用など

6/4(日) 13:30配信

マネーポストWEB

“家族の一員”であるペットが病やケガで伏せった時、最善の治療をしてあげたいと思うのは飼い主として当然だろう。だが、治療費は決して安くない。

 そんな状況を迎えた飼い主にとって心強いのが「ペット保険」だが、その選び方は実に難しい。

「犬の治療費の場合、日常的な健康チェックや検査、歯石取りなどで年間約4万円はかかります。加えて狂犬病などの予防接種代が年間2万5000円ほど。15歳を寿命と考えれば、ずっと健康体でいても生涯で約100万円はかかり、さらに手術が必要な病気になれば一回あたり20万円ほど必要になってしまう」

 そう指摘するのは、『こんな動物のお医者さんにかかりたい! 信頼できる動物病院の見つけ方 つきあい方』などの著書がある獣医師・似内惠子氏だ。

 ペット治療はすべて自由診療であるため、「治療費は“獣医の言い値”で決まる」(都内動物病院の獣医)という現実がある。一般的な相場を鑑みても、飼い主は相応の治療費を覚悟しなければならない。

 そうした事態に備えて、飼い主の間で「ペット保険」への関心が高まっている。調査会社の富士経済によれば、ペット保険の契約件数(2015年末時点)は約106.5万件で、2011年末の約1.75倍に増加。2017年末には135万件に伸びると見られている。

 加入件数は増加傾向にあるとはいえ、約2000万頭におよぶ犬・猫の飼育数(ペットフード協会)と比べると6~7%程度に過ぎない。万が一の時に“ペット破産”しないためにも、ペット保険について正しい知識を持っておくべきだろう。ペット保険を選ぶ際の具体的な基準や注意点を専門家に聞いた。

補償費・補償割合の「例外・制限」を読む

 ペット保険は、主に定率補償型と定額補償型に分かれる。一般的なのは「定率補償型」だ。ペット保険に詳しいファイナンシャルプランナーの平野敦之氏が解説する。

「動物病院でかかった治療費の50%、あるいは70%を補償する5割型や7割型が多く、なかには全額補償する10割補償型もあります。

 それらを選ぶ時には、入院・通院の日数や手術の回数に制限がついているか、年間の補償費用に上限が定められていないかなどの“制限”を、加入前に確認することが大切です」

 実際に、国民生活センターには「思っていた補償金額が得られなかった」という相談が寄せられている。毎月払う保険料の額と「○割補償」という文言だけに注目していると、そうしたトラブルが生まれると考えられる。

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最終更新:6/4(日) 13:30
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