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大学野球選手権でスカウトたちが 目を光らせる「7人のドラフト候補」

6/4(日) 14:05配信

webスポルティーバ

 大学野球日本一を決める全日本大学野球選手権が6月5日に開幕する。学生野球の聖地である神宮球場(大会3日目までは東京ドームも併用)で、11日まで多くの熱戦が期待されている。そのなかで、今回は今秋のドラフト候補に名前が挙がる「7人の逸材」を紹介したい。

【画像】交流戦の注目対決は?

 投手の必見ドラフト候補は、近藤弘樹(岡山商科大)、飯田晴海(東洋大)、ケムナ ブラッド誠(日本文理大)、草場亮太(九州産業大)の4人。

 岡山商科大の近藤は191センチ95キロのがっしりとした体格から最速151キロのストレートを投げ込む。昨年11月には日本代表の選考合宿に招集され、今春はシーズン7勝(8完投)を挙げ、黒星は9回1失点でのひとつのみ。優勝を決めた福山大との2回戦では抑えとして登板し胴上げ投手にもなり、最高殊勲選手とベストナインの二冠を果たした。

 フォームはまだぎこちなさが残り、ストレートや変化球のキレは発展途上ではあるが、その体格と馬力には大きな注目が集まっている。自身の野球人生で初となる全国大会、大会初日第2試合の近畿大戦(神宮球場)でどんな投球をするだろうか。  

 豊富な経験に裏打ちされた落ち着きでマウンドに君臨するのが東洋大の飯田だ。小中高と全国大会に出場し、中学時代は全国優勝を経験。常総学院(茨城)でも3度甲子園に出場し、3年夏にはエースとしてチームを8強に導いた。

 東洋大では昨秋に4勝を挙げると、今春も4勝を挙げ、防御率1.64、個人賞三冠(最高殊勲選手、最優秀投手、ベストナイン)を獲得するなど主将として背中でチームを牽引し、12季ぶりにチームを優勝に導いた。

 最速147キロのストレートと7種の多彩な変化球をテンポよく投げ込み、スタミナも抜群。今大会は「どこでも投げます」とフル回転も辞さない構えだ。

 一方、九州で注目度の高いふたりの本格派右腕は、大会初日の第3試合(神宮球場)で直接対決が予想される。

 日本文理大のケムナはアメリカ合衆国ハワイ州出身で4歳の時に来日。宮崎県立日南高時代までは目立った実績はなかったが、日本文理大で頭角を現し、192センチの長身から投げ下ろす最速151キロのストレートが武器だ。

 対する九州産業大の草場も、最速152キロのストレートが武器の本格派右腕。身長183センチ75キロと体格もしっかりとしているが、今春は下半身に粘りがないのが気がかりだ。福岡工業大との開幕戦で6回途中4失点、優勝のかかった九州共立大との1回戦で5回途中7失点と波が大きく、安定感に不安を残す。

 野手の必見ドラフト候補は、侍ジャパン大学代表候補にも名を連ねる島田海吏(上武大)、楠本泰史(東北福祉大)、小林遼(富士大)の左打者3人。

 上武大の島田は、俊足巧打の1番打者だ。初球から積極的に打って塁に出ると、初球から果敢に盗塁し、試合開始からわずかの時間でチャンスメイクするスピードスター。自慢のその俊足は、中学時代には陸上の熊本県大会で100m11秒01の大会新記録で優勝し、全国大会準決勝ではリオデジャネイロ五輪4×100mリレーの銀メダリスト・桐生祥秀(現・東洋大)よりも先着したほどだ(島田は「桐生くんはケガしていたらしいので」と謙遜する)。

 かつて東洋大と東芝で左の強打者として鳴らした谷口英規監督の指導により、打撃の確実性も増してきており、今春は打率.385、13四死球を選び出塁率.528をマークした。

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