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【大宮】増えた仕事量に比例する江坂任のやり甲斐。進む先に“残留”のふた文字はあるのか

6/4(日) 23:06配信

SOCCER DIGEST Web

「ゼロトップ気味でいい、と伝えられていた」

[J1リーグ14節]大宮 1-1 鳥栖/6月4日(日)/NACK
 
 ここ数日でチームは様変わりした。最も大きかったのは2014年シーズンの途中から指揮を執ってきた渋谷洋樹監督の解任、そして伊藤彰コーチの内部昇格(5月28日に正式リリース)だ。
 
 伊藤新監督は布陣を4-4-2から4-1-4-1へ変更。継続される事柄や約束事も多いが、試合に出場している選手それぞれのポジショニング、攻撃と守備のオーガナイズには独自色が加えられた。
 
 それはもちろん、江坂任のプレーにも影響を及ぼす。新旧どちらの体制でも攻撃の牽引車としてピッチに立ち続ける男の役割は、具体的にどう変わったのだろうか。漂う雰囲気の違いとともに本人に語ってもらった。
 
「以前までだったら、失点した暗い雰囲気のままズルズルいっていたかな、と。今は全員が『自分たちがやらなきゃいけない』と再認識して、ハードワークしている。選手同士の距離感とボール回しのテンポ、ランニングを意識しながら、厚みのある攻撃をできていると思う。
 
 チームとして攻撃が上手くいっているので、『やれるぞ』というメンタルで戦えている。今はゴールの雰囲気があるから勝てるイメージもできるし、いいアタックが増えてくれば、もっともっとポジティブにできるはず。
 
 細かい部分に関しては反省点も多い。ただ、彰さんが変えたオーガナイズに対してはみんながアラートに対応できている。ボールはすごく動いているし、ゴール前まで行く回数も増加したので、あとは最後のクオリティを上げるだけ。
 
 個人としては、彰さんから『ゼロトップ気味でも良い』と伝えられていた。『落ちて、組み立てに参加しないとボールも回らない』と。でも、『そこから絶対にゴール前に入って行ってくれ』とも言われていたので、そこだけは常に意識している」
 
 確かに以前と比べて、アンカー付近で背番号7を見かけることが多くなった。そこからパスを散らし、前線へと上がっていく。鳥栖の選手がフリーマンとして動く江坂を捉えきれず、容易にターンするシーンも散見された。
 
「仕事量も、走る回数も増えた。だけど、彰さんの要求自体は、すごくやり甲斐のあること。自分としても今のタスクのほうがリズムを作りやすい」
 
 最終ライン裏へのフリーラン、基準点としてのボールキープ、もちろんフィニッシュワークもこなさねばならない。しかし、仕事量と運動量の増加に不満はない。むしろ、それに比例して喜びも大きくなったようだ。
 
取材・文:古田土恵介(サッカーダイジェスト編集部)

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最終更新:6/4(日) 23:06
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