ここから本文です

お湯を使ったスポット別のカビ&食中毒対策!梅雨どきのキッチンは危険がいっぱい!!

6/4(日) 21:10配信

ESSE-online

梅雨どきのキッチンは、油断すると細菌が一気に増殖し、食中毒を起こすことがあります。「食中毒菌の多くは熱に弱く、60℃以上の湯をかけると抑制できます。シンクや調理器具、スポンジなどを使用後は、60℃以上の湯をかけてから乾かすのを習慣に。また、水回りはカビも生えやすいので、水気を残さないよう注意しましょう」

⇒梅雨どきのキッチンは危険がいっぱい!!

そうアドバイスするのは、元・女子栄養大学・大学院教授で公衆衛生学が専門の上田成子先生。キッチンで食中毒やカビを増やさないために、危険スポットごとの対策を上田先生に伺いました。

60℃以上のお湯で食中毒菌を抑制!危険スポット別の対処法

●危険スポット1「まな板」

木のまな板は表面に傷がついて細菌が入り込みやすいので、プラスチック製の方がベター。使用後はその都度すぐに洗って清潔に。とくに、肉や魚を調理した後は洗剤で洗い、60℃以上の湯をかけてしっかり乾燥させましょう。

●危険スポット2「包丁」

包丁の木の柄の継ぎ目の部分には雑菌が入り込みやすいので、使ったあとは柄の部分まで洗剤で洗い、よく乾かしてからしまいましょう。柄の部分までステンレス製の包丁を使うのもおすすめ。

●危険スポット3「シンク」

食後に食器を水につけ置きして3時間以上経つと、細菌が急激に増殖。放置せず、早めに洗って。三角コーナーなどにゴミをためっぱなしにするのもNG。

●危険スポット4「スポンジ」

スポンジを濡れたまま放置すると、細菌が大繁殖。除菌効果をうたう洗剤もありますが、過信は禁物です。使ったあとはしっかり洗ってから泡を残さないようにすすぎ、60℃以上の湯につけてから乾燥させて。

●危険スポット5「ゴミ箱」

高温多湿のこの時期は、生ゴミを放置すると細菌が大増殖し、イヤなにおいが発生。生ゴミは水気をきって、その都度小さなレジ袋などに入れて口を閉じてゴミ箱へ。細菌が全体に広がるのを抑えられます。

●危険スポット6「ふきん」

ふきんや台ふきんを湿ったまま放置すると、細菌の温床に。数枚用意して湿ったら交換して使い、毎日洗濯するのが基本です。使ったあとは放置せず、60℃以上の湯ですすいで広げて干しておきましょう。

●危険スポット7「残ったおかず」

残ったおかずやつくりおきおかずを常温で放置すると、約2時間経過した頃から細菌数が急増。食中毒のリスクが高まるので、2時間以内に冷蔵庫へ。保存容器は浅めの金属製のものだと、早く冷やせてさらにベター。

冷蔵庫にも要注意スポットが!詰め込みがちの人はとくに気をつけて!

冷蔵庫いっぱいにものをつめ込んでいると、庫内の温度が上がり、細菌が繁殖してしまうことも。冷蔵庫の収納は7割程度までにとどめて。見やすく整理してしまうことで、使い忘れて腐らせるのも防げます。

●危険スポット8「肉&魚のパック」

生の肉や魚のからでる汁(ドリップ)には、細菌がいっぱい。買ってきたときのパックをそのまま冷蔵庫に入れると、漏れて庫内が細菌で汚染されてしまいます。必ずポリ袋などに入れて、しまうようにしましょう。

●危険酢スポット9「スパイス」

常温で保存しがちなスパイス類も、湿度や気温が高くなる梅雨どきは、冷蔵庫に入れておくのが安心。スパイスにも細菌はついているので、10℃以下で保存すれば、細菌の増殖を抑えることができます。

●危険スポット10「野菜」

野菜についた土には、細菌やカビの胞子がいっぱい。ビニール包装されていない野菜は、土を落として水洗いして水気をよくきり、ポリ袋に入れるか、新聞紙などに包んで冷蔵庫で保存して。

●危険スポット11「冷凍した食材」

食材を冷凍すると細菌は増殖しませんが、死滅するわけではありません。自然解凍だと、細菌が増殖しやすい温度に長時間置かれることに。冷蔵庫に入れて時間をかけて解凍するか、電子レンジで素早く解凍するのが安心です。

いかがでしたか?

すぐにできる食中毒&カビ対策でキッチンをきれいに保ちまましょう。ESSE7月号では、リビング、水回り、寝室など場所ごとに、カビ・ダニ・細菌対策も紹介。こちらもチェックを。

【監修/上田成子さん】

獣医学博士。元女子栄養大学・大学院教授。公衆衛生学や食品衛生微生物学を専門とし、細菌、微生物などの研究を深める。著書に『食品の安全性』(朝倉書店刊)、『食中毒―予防と対処のすべて』(共著・法研刊)など

<イラスト/木波本陽子 取材・文/ESSE編集部>

ESSE

最終更新:6/4(日) 21:10
ESSE-online