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「移動平均線」の見方を初心者にわかりやすく解説!移動平均線の向きと、ローソク足との位置関係から株の売買サインを見つける判断材料として使おう!

6/4(日) 21:20配信

ダイヤモンド・ザイ

 「移動平均線」の見方や使い方を、株初心者にもわかりやすく解説! 

 株価チャートでローソク足とともに表示されることが多い、チャート上の折れ線グラフ状の「移動平均線」。一見難しそうに見えるが、株価の流れやトレンドの転換点を見つけるのに最適な要素なので、これから株を売買したいなら、ぜひ見方や使い方をおさえておきたい。

【詳細画像または表】

 そこで今回は、ダイヤモンド・ザイ7月号の別冊付録「はじめての株価チャート」から抜粋して、「移動平均線」の見方と使い方を紹介。移動平均線の基礎をおさえて、株をベストのタイミングで売買できるようになろう! 

「短期」「中期」「長期」がすべて上向きなら強い上昇トレンド

 移動平均線は、株価チャートではローソク足と共に表示されることが多い。まず、ローソク足のほうは、その時の株価の勢いを表している。一方、移動平均線は過去の「ある一定期間」の株価の終値の平均値を日々算出し、折れ線グラフ化したもの。株式市場のトレンドをつかむのに優れている点が特長だ。

 「ある一定期間」は、「5日移動平均線」なら直近の5営業日となる。日足(1日1本のローソク足を並べたチャート)には、5日、25日、75日の移動平均線がよく使われる。週足(1週間1本のローソク足を並べたチャート)には、13週、26週、52週の移動平均線。月足(1ヵ月1本のローソク足を並べたチャート)には、12ヵ月、24ヵ月、60ヵ月の移動平均線が使われるのが一般的だ。

 移動平均線が右肩上がりなら上昇トレンド、右肩下がりなら下落トレンドと判断できる。さらに、ローソク足と移動平均線の位置関係も重要だ。

 「強い上昇トレンドを示す形は、上から、ローソク足、短期、中期、長期移動平均線の順に並び、3本とも右肩上がりになっているもの。こうしたチャートを描く銘柄は保有継続です」(インベストラスト代表取締役・福永博之さん)

ローソク足が移動平均線の下になったら要注意!

 逆に言えば、この形(上から、ローソク足、短期、中期、長期移動平均線の順に並び、3本とも右肩上がりになっている形)が崩れ始めたら要注意だ。

 5日移動平均線を例に説明すると、ローソク足が移動平均線よりも上にあるときは、過去5日の株の平均購入コストよりも、その日の終値の方が高いということ。つまり、過去5日に株を買った投資家は儲かっている状態となる。逆に、ローソク足が移動平均線を割り込むと、損している状態になり、投資家が弱気になって売りが出始めるので、下落(売り)のサインになるのだ。

 ただ、ローソク足が5日移動平均線を割ったからといって、「即売るべき! 」というわけではない。ローソク足が25日移動平均線の上にあれば、過去25日に買った人はまだ儲かっている人も多い。同様に、75日移動平均線の上にあるなら、過去の株価が安い時に買った人が多いので、直近の下落など少し儲けが減った程度と考えているかもしれない。

 また、逆に株価が移動平均線の下の安値圏を底這いしていて、その後移動平均線を上に突破したら、上昇(買い)のサインとなる。

 「まずは月足などの長いチャートでトレンドをチェックし、売買タイミングを計る時に短期のチャートを確認しましょう」(福永さん)。

 長期の移動平均線ほどトレンドの信頼度は高いのだ。

 【移動平均線の使い方のまとめ①】
(1) ローソク足が移動平均線の上なら強気トレンド! 
(2) ローソク足が移動平均線を割ったらトレンドをチェックして売りを検討! 

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10月号:8月21日(月)

定価730円(税込)