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公的年金、受給額知るには 「定期便」でざっくり試算

6/5(月) 7:47配信

NIKKEI STYLE

 筧家では夕食のたびに公的年金制度が話題に上ります。年金を受給できるのは原則、65歳から。ただ、その額は働き方や世帯の構成によって、かなり大きく変わってきます。自分の受給額をざっくりでも把握しておけば、老後資金づくりなど将来設計に役立ちます。

良男

 年金ってだいたいどれくらいもらえるのかな。

幸子

 厚生労働省がモデル世帯の金額を公表しているわ。モデル世帯というのは、夫が会社員などを対象とした厚生年金に平均的な収入で40年間加入し、40年間専業主婦の妻がいる世帯のこと。5年に1度の財政検証があった2014年度の例でみると、モデル世帯の合計額は21.8万円だったわ。

良男

 内訳は国民共通の基礎年金が1人6.4万円、夫婦だと12.8万円だね。会社員の夫には収入に応じて変わる厚生年金が9万円乗っかるのか。

 ずっと専業主婦の女性は減っていると思う。

幸子

 そうね。財政検証のデータをもとに、単身の女性会社員についても平均的な収入で試算してみると、厚生年金は6.1万円、基礎年金と合わせて12.5万円になるわ。

 平均的な収入の男性と女性との共働き夫婦だと合計額が27.9万円にもなるのね。共働きだと、現役時代に収入が多いだけでなく、老後の安心感も増すわ。私、結婚してからもずっと、働き続けようっと。

良男

 相手はいるのか?

 いるけど教えない。

良男

 なんだって!

幸子

 あなた、落ち着いて。老後資金で特に注意が必要なのは自営業の人たち。基礎年金だけだから、40年間加入したとしても夫婦で12.8万円。老後も働き続けやすい面はあるけれど、老後資金の準備は一層、大事になるわ。

良男

 実際にも、これだけもらえるのかい?

幸子

 これはあくまで一定の前提で計算した額。総務省の家計調査によると、高齢夫婦の無職世帯の平均年金収入は14年は19万円前後。モデル世帯の年金額より少ないの。モデル世帯とは働き方が必ずしも同じじゃないし、昔は専業主婦や学生の年金加入が任意だったので、満額の基礎年金を受けられない人が多いことなども要因よ。

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最終更新:6/5(月) 7:47
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