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「ブランデッドショートは来るべきムーブメントだった」:SSFF & ASIA代表・別所哲也氏

6/5(月) 7:10配信

DIGIDAY[日本版]

街のカフェで、通勤電車で、スマートフォンを横に持って動画コンテンツを楽しむ人も珍しくなくなった。日本でまさに動画マーケティングが軌道に乗った昨年。俳優の別所哲也氏が代表を務める国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル & アジア」(SSFF & ASIA)では満を持して、企業がブランディングを目的に制作したブランデッドムービーを評する「ブランデッドショート(BRANDED SHORTS)」部門を立ち上げた。

昨年は数あるブランデッドムービーのなかから、28作品をSSFF & ASIAが選出し、アイデア・ストーリーテリング・シネマチック・エモーショナルの4つの観点から審査。インターナショナルカテゴリーではジョニーウォーカー ブルーラベル(Johnnie Walker Blue Label)の「紳士の賭け事2」(英/2015)、ナショナルカテゴリーでは早稲田アカデミーの「へんな生き物」(2014)が、それぞれ最優秀賞を受賞した。

今年から、選考作品は公募制になった。DIGIDAY[日本版]では、まさに審査が進行している4月末、別所哲也氏に「ブランデッドショート」部門についてインタビュー。同氏は、音楽も映画も、クリエイティブとビジネスとテクノロジーが掛け合わさって発展してきたとひも解く。「芸術と商業のあいだでのせめぎあいはあるかもしれない。だが、それらは相反するものではなく、表裏一体だ」と、ブランデッドムービーがショートフィルム全体を牽引することへの期待を語る。以下、一問一答形式で、その内容を紹介する。

ーまず、昨年「ブランデッドショート」部門を立ち上げた背景は?

もともと、国際短編映画祭という形でSSFFを1999年に設立しました。その後、急速に人々の生活にインターネットが浸透して、ここ数年ではネット上にコマーシャルでもなく、かといって映画でもない、まさにハイブリッドな存在といえるショートフィルムが生まれています。

もちろんネット上で、写真の共有、音声・音楽配信、次いで動画配信という必然の流れがあったことは大きいですが、それ以上に僕らがこの「ブランデッドショート」に注目したのは、映像が本来もっている「情報価値を運ぶ」という使命を存分に発揮していたからです。エンターテインメント性と物語性を兼ね備え、かつ企業のメッセージという情報価値を伝えています。

実際に、映像作家である映画監督も、活動の垣根を越えて企業と接点をもち、腕を振るい始めています。その潮流に気付いたとき、これは僕らがスポットを当てるべき重要な領域だし、企業とクリエイターをつないでもっと盛り上げていければと思ったんです。企業から、動画マーケティングへの期待をすごく多く聞いていたことも、追い風でした。

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