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【連載コラム】ファッションセンスを磨くには、どうしたら良いの? Vol.1

6/5(月) 11:00配信

Meiji.net

◇ファッションの構成要素は、人を形づくるものすべて。

中野 香織(明治大学 国際日本学部 特任教授)

 ファッションの研究をやっているというと、「トレンドを取り入れたいので教えて欲しい」とか、「流行に流されず、自分らしいファッションセンスを磨くにはどうしたらいい?」と聞かれることがよくあります。しかし、どう答えたものかと悩んでしまいます。

 どんな人でも、表面をこうしたら格好良くなる、というアドバイスはないからです。ファッションの構成要素とは、服やヘアメイクだけでなく、その人の言葉や教養、知識、趣味嗜好から、立ち居振る舞い、表情まで、とにかく、その人を形づくるものすべて、と私は考えています。

 だから、「何を着るべきか」と問われれば、「では、あなたは自分自身をどのように捉えている?」と聞かざるを得なくなります。つまり、結局は、日々どのような生き方をして、何を積み重ね、どのような成長をしているのか、それが、その人のスタイルになるわけです。
 だから、最新のトレンドを着ても様にならない人もいれば、Tシャツとジーンズだけで格好良く見える、つまり自分のスタイルになっている人もいるわけです。ファッションセンスを磨くためには、まず、日頃の自分の行動から磨いてください。

 そして、自分自身のことを知り、自分のスタイルを知ることです。そうすれば、自分のスタイルを、どう社会にプレゼンテーションしたいのかが見えてきます。それが、あなたのファッションです。

 さて、そうなると、プレゼンテーションにはテクニックも必要です。「正確な事実を表現しても誰も関心をもたない。そこに、ちょっと魔法をかける」というようなことを言った「ヴォーグ」のカリスマ編集者がいました。その魔法とはどのようなテクニックなのか、次回からご紹介しましょう。

 次回は、自分らしさを表現するファッションテクニックについて紹介します。

※取材日:2017年3月

Vol.2 自分の欠点を隠す必要はない!?(6月6日公開予定)
Vol.3 自分を印象づけるシグネチャーとは? (6月7日公開予定)
Vol.4 プラスワン・アイテムの効果とは? (6月8日公開予定)
Vol.5 日本のファッションの常識は世界の非常識? (6月9日公開予定)
Vol.6 次に来るのは、モデスト・ファッション? (6月10日公開予定)

中野 香織(明治大学 国際日本学部 特任教授)

最終更新:6/5(月) 11:00
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