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攻撃陣の厚さ。レアルがユーベに 大勝でCL2連覇を果たした要因

6/5(月) 7:50配信

webスポルティーバ

 チャンピオンズリーグ(CL)決勝。戦前の下馬評では接戦が予想されていた。大手ブックメーカーのひとつであるウィリアムヒル社の予想でも、ユベントス勝利が3倍なのに対し、レアル・マドリードは2.7倍と接近。ユーベがバルサに1-3で敗れた2年前の決勝とは、様子が大きく違っていた。

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 R・マドリードの連覇阻止に燃えるユベントスは、途中までうまく戦った。前半を1-1で折り返したとき、4-1という結末を想像することはまったくできなかった。

 R・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督は、イスコを先発で起用。従来の3FWではなく、2トップで戦った。彼を2トップ下に据える中盤ダイヤモンド型の4-4-2だ。

 対するユーベは、中盤フラット型4-4-2。試合前に配布された資料には、ダニ・アウベスを右ウイングバックに置く3-4-1-2と紹介されていたが、実際の配置は右サイドハーフで、よって、両軍にはギャップが存在することになった。

 R・マドリードは左サイドで数的不利を招くことになった。SBマルセロの前方で常時、構える自軍選手がいない。誰かが流れてこないと、ユーベと数的に同数にはならない。つまりマルセロは、ユーベの右サイドハーフ、D・アウベスに行く先を塞がれた状態にあった。

 イスコを起用すれば、マルセロは生きない。これは予想されたことでもあるが、ジダン監督はそれでもなおイスコを起用し、2トップ下に置いた。しかし、そのイスコもピッチ上をさまようことになる。どのようにプレーすれば、活躍の糸口を見いだせるか。ゴールに直結したプレーができるか、解答を見出せずにいた。

 前半20分、レアルはクリスティアーノ・ロナウドが先制。その7分後、ユーベはマリオ・マンジュキッチの鮮やかな胸トラップ&ボレーで同点。試合は火がついたような撃ち合いになった。両者互角。この状態は後半に入っても続いた。ジダンの選択はうまくいかずにいた。

 決勝ゴールが生まれたのは後半16分。カゼミーロのシュートがサミ・ケディラの足に当たり、コースが変わってゴールに飛び込むというユーベにとって不運なゴールだった。

 しかし、危なそうなムードはその少し前から漂っていた。ユーベが反発力を鈍らせていたからだ。例えばゴンサロ・イグアインは、前線でボールを保持できず、弱々しい姿をさらけ出していた。前半活躍したマリオ・マンジュキッチも、もはやいっぱいいっぱい。期待のアルゼンチン人FWパウロ・ディバラも、消えることが多くなっていた。

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