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13歳張本智和、世界最年少メダルならず 中国の世界3位に善戦も「チョレイ」旋風止まる

6/5(月) 3:45配信

THE ANSWER

リオ団体金の27歳に1-4で敗退…史上最年少8強も「メダルとそれ以外は一緒。本当に悔しい」

 卓球の世界選手権(デュッセルドルフ)は4日、男子シングルス準々決勝が行われ、史上最年少で日本代表に選ばれた13歳・張本智和(エリートアカデミー)が世界ランキング3位の許キン(中国)に1-4で敗戦。大会史上最年少メダルはならず、日本勢にとっても1979年大会の小野誠治以来、38年ぶりの表彰台を逃した。世界を驚かせ続けた天才少年の快進撃は、8強で幕を閉じた。

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 世界の卓球史に残る偉業にあと一歩、届かなかった。13歳の怪物・張本は世界ランク3位の27歳に善戦しながら敗戦。大会史上最年少となる13歳のメダル獲得はならず、「チョレイ」旋風は終わった。

 相手はリオ五輪団体金メンバーで、14年に世界ランク1位に君臨した許キン。しかし、中国のトップ選手にも臆することなく、立ち向かい、渡り合った。第1ゲームを9-11で落としたが、第2ゲームは鋭いフォアを繰り出して11-6で奪取。ゲームを取ると、腹の底から雄たけびを上げた。

 だが、第3ゲームを6-11で落とすと、第4ゲームは8-11。流れを取り戻そうと、懸命に奮闘したが、第5ゲームも4-11で落とし、快進撃はついに止まった。直前に丹羽孝希(スヴェンソン)が敗れており、日本勢にとって38年ぶりの表彰台には届かなかった。

 テレビインタビューに応えた張本は「相手も強かったけど、本当に悔しいです」と第一声を語った。

「0-4でボコボコにされてなかったので、もしかしたらわからなかった。いいプレーが出たのはリードされてから。出だしからビビらずに出ていけたら良かった」と振り返り、史上最年少の8強については「ベスト8もうれしいけど、メダルとそれ以外は一緒。やっぱりくやしい」と心境を吐露した。

 ただ、大会を通して総括すると、「自分を成長させてくれた最高の舞台。水谷さんにも勝って、許シンさんから1ゲームを取ってランキング1桁の選手にも通用すると思った。自信につながる」と手応えを隠さなかった。

 代名詞の「チョレイ!」を響かせ、一躍、世界の注目の的になった。

 1回戦で日本代表史上最年少となる1勝をマーク。2回戦では日本のエース・水谷隼を破る下剋上を果たし、日本のみならず、世界に衝撃を与えた。3、4回戦も圧倒。メダル獲得こそ逃したが、男女を通じて史上最年少となる世界トップ8を達成。歴史を作った。

 大会期間中、国際卓球連盟は優勝候補に名前を挙げ、「この少年は只者じゃない」と称賛。試合のたびに各国で躍進が報じられ、世界中のファンに「未来の世界ランク1位だ」「アメージングな才能だ」と驚嘆を呼んだ。

「ハリモト・トモカズ」の名前は確かに、ドイツの地から全世界に広まった。

 一つ勝ち上がるごとに記録が付いて回り、若さがクローズアップされた。しかし「卓球には年齢は関係ない」と言い切る13歳。20年の東京五輪は17歳で迎える。無限の可能性が詰まった少年のシンデレラストーリーはまだ、ほんの序章にしか過ぎない。

【張本智和の今大会成績】

1回戦 4-0 ヌイティンク(106位=ベルギー)
2回戦 4-1 水谷隼(6位=日本)
3回戦 4-0 廖振テイ(100位=台湾)
4回戦 4-1 ピシュティ(156位=スロバキア)
準々 1-4 許キン(3位=中国)

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

最終更新:6/5(月) 5:36
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