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決勝レース前にあのドライバーと大爆笑!? ジェンソン・バトンのモナコGPを振り返る!

6/5(月) 14:33配信

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昨シーズンでF1を引退したジェンソン・バトン選手。インディ500に出場するフェルナンド・アロンソ選手(マクラーレン)の代役で、2017年F1第6戦モナコGPにスポット参戦しました。

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何を隠そう、私は大のバトンファン。このスポット参戦が決まってから、モナコGPを「バトンGP」と呼び、私が走るわけでもないのに緊張しっぱなしの毎日で本当に楽しみにしていました。

その反動か今はまだ放心状態ですが……、バトン選手のモナコGPを振り返ってみましょう!



バトン選手がモナコGPに出場するのは今回で16戦目。実は今年のモナコGP参戦ドライバーの中で一番多い出走数だったのです! 2009年にはポール・トゥ・ウィンを飾り、2004年2位、2011年3位表彰台を獲得しています。



木曜日のフリー走行で昨年の最終戦アブダビGP以来、半年ぶりにF1マシンを走らせたバトン選手ですが、全くブランクを感じさせない走りを見せてくれて一安心。今年からカラーリングが一新したオレンジのマシンとレーシングスーツも、とても似合っていました!

バトン選手も久しぶりのF1ドライブを楽しんだようです。

「今朝インスタレーションラップを走行したときに、思わず笑顔にならずにはいられませんでした。F1マシンに乗れなくてさみしかったかと聞かれると、そうでもありません。ただ、マシンに乗り込んだ際に、その瞬間を楽しめていることは確かです。」





嬉しい気持ちもつかの間、土曜日のフリー走行後「MGU-Hとターボチャージャーを5基目に交換するため、15グリッド降格ペナルティが科せられる」というショッキングなニュースが飛び込んできました。

15グリッド降格というと、実質最後尾スタート…。モナコGPが開催されるサーキット・ド・モナコはモンテカルロ区とラ・コンダミーヌ区の公道を閉鎖して造らた市街地コースのため、コース幅が狭くオーバーテイクが困難なサーキットです。そのため、スタート位置はとっても重要。このペナルティはバトン選手にとって大きな痛手となってしまいました。



しかし、予選ではマシンの力を最大限に引き出した素晴らしい走りで9番手を獲得! グリッド降格が決まり、やる気がなくなってしまっていないか心配していましたが、むしろその鬱憤をはらすかのような走りで最高にかっこよかったです!!

せっかく入賞を狙える位置を獲得したにもかかわらず、15グリッド降格は本当に残念でなりませんでした。

レース日和となった決勝日。「バトンがピットレーンスタートをする」という、またしても悲しいニュースが飛び込んできました。

事の発端は予選Q2で起こりました。チームメイトのストフェル・バンドーン選手がプールシケイン出口でクラッシュし、マシンを大破してしまったのです。

マクラーレンがモナコに投入した改良パーツのうち、新型フロアパネルは各レースカーに装着された2枚のみ。クラッシュにより破損したバンドーン選手の新型フロアパネルを旧型のフロアパネルに変更すると、予選後のセットアップ変更はレギュレーションで禁止されているため、ピットレーンスタートになってしまいます。



そこで12番手スタートで入賞の可能性が高いバンドーン選手のマシンに、バトン選手のマシンに着いていた新しいフロアパネルを装着。そしてバトン選手は旧型フロアパネルを装着し、予選後のセットアップ変更としてピットレーンスタートとなってしまいました。

確かに、入賞の可能性を考えるとバンドーン選手を優先にするチームの気持ちは分かりますが、予選で素晴らしい走りを見せてくれたバトン選手が可哀そう……。最後尾からでも、スターティンググリッドからのスタートを見たかったです。

バトン選手の復帰戦を心待ちにしていたので、このニュースを聞いた時には、テンションがガクンと下がってしまいました。



しかし、そんな悲しみを一瞬で吹き飛ばしてくれた出来事があったのです! 決勝前、バトン選手の無線から陽気な声が聞こえてきました。なんと、その声の主はモナコGPを欠場しインディ500に参戦中のアロンソ選手!!「友よ、頑張ってくれ!僕のクルマを大事に扱ってくれよな!」とバトン選手に激励を送ります。

それに対しバトン選手は「〇〇〇〇しとくよ!」と思わず「ピー」と音を付けたくなるような衝撃発言(〇〇〇〇は皆さんのご想像にお任せします)! この返答にはアロンソ選手も大爆笑で、とてもレース前とは思えないやりとりに、思わず笑ってしまいました。



さぁ、いよいよレースのスタートです! 抜けないモナコでバトン選手はそうそうにタイヤ交換をし、順位挽回を試みましたが、前を走るパスカル・ウェーレイン選手(ザウバー)にひっかかりフラストレーションをチームに訴えます。

60周目。ターン8(ポルティエ)でバトン選手がウェーレイン選手のインをつきましたが、接触しウェーレイン選手のマシンが横転してしまうというアクシデントが起こってしまいました。

バトン選手はこの接触により、リタイア。マシンを降り、ピットレーンを歩く姿はとっても悔しそうで、見ていて辛かった…。でも、2人にケガがなくて本当によかったです。

レース終了後、バトン選手は以下のようにコメントしています。

「今日は、レースでポジションを上げることができず、残念な一日でした。週末に、マシンにダメージを与える結果になった点については、チームに対して申し訳なく思います。今日も数周は走行を楽しむことができました。ただ、マシンに損傷を与えるつもりは当然ありませんでしたし、そういった結果につながったことはそう多くはありません。昨日はすばらしい気分でしたし、予選を心から楽しむことができました。今週末は、たくさんのいい思い出を胸にサーキットを去ります。」

残念な形で終わってしまった、バトン選手のモナコGP。でも、フリー走行と予選では現役ドライバーに引けをとらない、バトン選手らしい素晴らしい走りで私達ファンを楽しませてくれました。もう、それだけで幸せです!

今シーズン、バトン選手がいなくても楽しくF1を見ていたつもりでしたが、バトン選手がサーキットにいるだけで周りの景色がキラキラして見えたのは私だけ!? テレビでバトン選手が映るたびに、興奮&感動しっぱなしで大騒ぎでした。



そして「しばらくバトンのレースは見れないだろうなぁ……」と落ち込んでいる時、バトン選手が「スーパーGT第6戦鈴鹿1000km」に参戦するという超ビックニュースが発表されました!

F1ではないですが、またバトン選手の走りを見ることができるなんて(しかも日本で!)! 言葉にできないくらい嬉しいです。これからもバトン選手一筋に応援し続けます!!

(yuri)

最終更新:6/5(月) 14:33
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