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“小売りの神様” J.クルーのドレクスラー会長兼CEOが退任

6/6(火) 19:15配信

WWD JAPAN.com

 J.クルー(J.CREW)のミラード・“ミッキー”・ドレクスラー(Millard “Mickey” Drexler)会長兼最高経営責任者(CEO)が、7月中旬でのCEO退任を表明した。後任は、ジェームス・ブレット(James Brett)=ウエストエルム(WEST ELM)社長。ブレット新CEOは取締役会にも加わる。ドレクスラー会長兼CEOは会長に留まる。

 ドレクスラー会長兼CEOは、「J.クルーに入社して14年が経ち、次に進むときが来たと感じた。取締役会には1年前に退任し、会長に専念する意向を伝えた」と述べ、退任は自身の意向であることを強調した。ドレクスラー会長兼CEOは1億ドル(約110億円)を同社に投資しており、株式の10%を保有している。

 現在の心境について、「今はリラックスした気分でいる。(他社も含め)37年間にわたって会社を経営してきたが、今日の発表は私の人生の大きな転機になる。私は会社の位置付けや戦略計画、多くの人々に愛されている『J.クルー』と『メイドウェル(MADEWELL)』の今後に興奮している」と期待を語った。

 さらに、ブレット新CEOについて、「ジェームスはイノベーションを推進し、オムニチャネルブランドを育ててきたという確かな実績がある。25年にわたる小売り業界での経験があり、『アーバン アウトフィッターズ(URBAN OUTFITTERS)』『アンソロポロジー(ANTHROPOLOGIE)』では、さまざまなポジションでリーダーシップを発揮してきた。彼は商人であり、ブランドビジネスを熟知している。さらにデザインが好きで、カスタマーに寄り添うことができる人間だ。これらは強力なリーダーになる4つの重要な要素となる」と称賛した。

 72歳のドレクスラー会長兼CEOは、2003年1月に会長兼CEOとして同社に入社。06年にはカジュアル主体の姉妹ブランド「メイドウェル」を創設した。カタログ通販メーンのプレッピーなブランドだった「J.クルー」を、数年で国際的に認知されるマルチチャネルでアフォーダブル・ラグジュアリーなブランドに転換した。また、1987~95年にはギャップ(GAP)の社長を務め、同社の売り上げを4億ドル(約440億円)から140億ドル(約1兆5400億円)に成長させた経験を持つ。

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最終更新:6/6(火) 19:28
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