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米大統領には、秘密の軍用ジェット機が帯同している!

6/6(火) 21:12配信

エスクァイア

戦争が起きた場合に、米大統領を安全圏に避難させる機体があった

 アメリカの大統領が乗る機体は、エア・フォース・ワン以外にも存在していました! 
 
 その機体はどうやら、軍用機であるようでして...。

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 アメリカ大統領のための警護の手法は当然、極秘事項です。大統領が世界でもっとも狙われている人物であることは間違いなく、ことテロリストや紛争相手国はアメリカのトップを打倒することを最大の成果をもたらす攻撃として捉えているでしょう。 
 
 そんな状況下、トランプ大統領がエア・フォース・ワンに乗ってワシントンを離れるときには、常時“公式”の護衛機とは別に、3機のシークレット・エア・フォースが付き従って飛ぶそうです。 
 
 米政治メディア『ポリティコ』が伝えたところによると、3機はいずれも1985年に購入された非武装のガルフストリーム社の「IV VIP」をベースにしているそうです。
 
 2基のロールス・ロイス・テイ・ターボファン・エンジンを搭載し、12名から16名の人員を乗せることが可能とのこと。旧式の機体ですので、最先端の攻撃および防御システムは備わっていないようです。ですが常時、可能な限りの最高の状態が保たれており、撃墜を防ぐよう設計された旧式ながら特別な防護設備も備わっているとのことです。 
 
 国家の危機的状況に直面したとき、大統領はアメリカ空軍が保有するガルフストリーム「IV VIP」の別モデル、「C-20C」で安全な場所へと移動します。この飛行機は普段からエア・フォース・ワンとともに行動しており、大統領の居場所から1時間以内の空軍基地や空港で非常時に備えています。 
 
 紛争やテロが発生したときはエア・フォース・ワンではなく、この飛行機に、国家元首でありアメリカ軍最高指揮官である大統領を乗せ、国内に点在する12カ所いずれかの司令部に移動するのです。 
 
 航空専門ライターの故ロバート・ドーア氏らの情報によると、「C-20C」は国防長官が首都を離れるときにも同行すると言われており、これは「シニア・エグゼクティブ・プレーン」、略して「SENEX」の名で知られています。そんなドーア氏の著書である『エア・フォース・ワン』(2002年刊)によれば、政府内で大統領と国防長官の2人だけが核兵器の使用権限を有すると伝えられています。ドーア氏はこの飛行機に「AN/APR-17レーダー警報受信機、または赤外線誘導ミサイル防御システムのいずれか(またはおそらく両方)と、衛星アンテナと高周波無線通信アンテナを備えている」と、主張しています。 
 
 前出のとおり、このガルフストリームの旧型ジェット機は時代遅れの制御装置を搭載しています。そうであるはゆえ、電子機器に干渉するおそれのある、核兵器による電磁パルス(EMP)からの故障も最小限に留めることができるとされています。 
 
 このことが、VIP警護用の機体として支持を集めている所以ではないでしょうか。伝えられるところによれば、この飛行機は空軍の第89航空団に含まれているそうです。

Esquire UK

最終更新:6/6(火) 21:12
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