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今度はドゥカティ。ドヴィツィオーゾが43年ぶり「完全イタリア優勝」

6/6(火) 17:10配信

webスポルティーバ

 イタリアメーカーのバイクを駆るイタリア人ライダーがイタリアのサーキットで優勝する。母国GPが盛り上がるには、これ以上ない結果だ。

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 トスカーナ渓谷のムジェロ・サーキットで開催された第6戦・イタリアGPで優勝を飾ったアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム)は、これが最高峰3勝目。昨年の第17戦・マレーシアGP以来の優勝だが、ドライコンディションでの勝利は今回が初めて。

 また、ムジェロ・サーキットからクルマでわずか1時間のボローニャに本拠を構えるドゥカティにとって、母国での勝利は2009年のケーシー・ストーナー以来。そして、冒頭に挙げたイタリア尽くしの最高峰クラス完全制覇は、1974年にジャンフランコ・ボネラがMVアグスタを駆りイモラで勝利して以来43年ぶり、という快挙だ。

 レースを終えた直後に、ドヴィツィオーゾは「ムジェロで勝つことは全イタリア人ライダーの夢。それをついに叶えることができた」と、じつにうれしそうな表情で述べた。今回のレースで彼が優勝を獲得する過程には、偶然や幸運が左右するような要素はなにもなかった。フリー走行から着々と積み重ねてきたセッションの取り組みが、決勝レースの走りにしっかり反映された、というべきだろう。

 実際に、金曜午前のフリープラクティス(FP)1回目ではトップタイム、午後のFP2でも僅差の2番手と初日から快調で、夕刻にドヴィツィオーゾはこの日のセッションを振り返って「自分たちの持ち味である速さをしっかりと活かすことができた。ドゥカティは旋回性の課題をずっと抱えているけれども、今回はコースの特性上、その損をしている部分をブレーキングと加速でうまく埋め合わせている」と説明した。

 土曜の予選では3番手タイムを記録して、今季初のフロントローを獲得。レースでトップ争いをする準備は万端のように見えたが、唯一の想定外は、食あたりで少し体調を崩してしまったことだ。決勝日午前に20分間行なうウォームアップセッションは、大事を取って走行を見合わせた。

「マシンはすでにいい状態だったし、ウォームアップで試さなければいけないようなことも特になかった」と、体力を温存した理由を説明。午後の決勝レースでは最後までエネルギーが持つかどうかわからなかったといいながらも、最後まで力強いペースで駆け抜け、トップでチェッカーフラッグを受けた。

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