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傷だらけのケイvs世界一のマリー。正念場となる錦織の全仏準々決勝

6/6(火) 17:26配信

webスポルティーバ

 満身創痍の錦織圭が、どうにか準々決勝まで辿り着いた――。

 ローランギャロス(全仏オープンテニス)4回戦で、第8シードの錦織圭(ATPランキング9位、5月29日付、以下同)は、フェルナンド・ベルダスコ(37位、スペイン)を、0-6、6-4、6-4、6-0で破り、2015年以来2度目のベスト8進出を果たした。

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 錦織のグランドスラムでの準々決勝進出は7度目となり、1930年代に活躍した佐藤次郎の6回を抜いて日本人男子選手では史上最多になった。

「(3回戦が2日越しで)3日連続だったので、もちろん疲れは溜まっています。それはみんなに言えることで相手もそうですし。タフな2試合を勝ち上がってこれたのはすごく自信になります。特に今日は長いラリーも多く、本当にクレーコーター(クレーが得意なベルダスコ選手)との試合だったので、この試合を勝てたのはすごく嬉しいですね」

 こう振り返った錦織を、ダンテ・ボッティーニコーチは「準々決勝に進めて、まずはよかったね」と労(ねぎら)った。

 4回戦は強い風が吹く中で、両者ともにボールをクリーンヒットすることができずゲームメイクに苦心した。

「1セット目は長いラリーを避けようとしてミスしていた部分もあって、ちょっと単調になり過ぎて、彼に(得意の)フォアを打たせてしまった」という錦織は、コートの両サイドへ振られると踏ん張りがきかず手打ちになり、第1セットだけで15本のミスを重ね、わずか28分でセットを失った。

「圭がスロースタートで、最初はベルダスコの動きがよかった。第2セット以降は、圭は深いボールを打って、よりアグレッシブなプレーをした。ベルダスコがナーバスになって、試合の流れが変わったね」

 ボッティーニコーチが指摘したように、第1セットを取ったのにもかかわらず、ベルダスコはメンタルがまったく安定せず、プレーのペースも乱れ始めた。

「第1セットの後、圭はミスが少なくなり、より深く打ち、オープンコートをつくった。僕は思うようにボールを打ち分けることができなくて、多くのミスをした。ボールが短くなり、圭にボールを支配させ、攻撃されてしまった。圭にいいきっかけと大きな自信を与えてしまったね」
 
 中盤以降、ベルダスコがミスを重ねる一方で、「1ポイントずつを戦うことを意識した。なるべく悔いを残してコートを去りたくなかった。今一番できる最大のテニスと努力をコート上で残して終わろうと2セット目から考えた」という錦織は、ベルダスコが見せた隙を見逃さず、随所で我慢強くいいプレーを見せる。特に第3セットの第7ゲームで、6回のデュースの末、5回目のブレークポイントを錦織がもぎ取ったプレーは、勝負の趨勢を決める見事なものだった。

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