ここから本文です

W杯出場は政情不安の「シリア国民にとって希望」 “仮想中国”の日本戦へ指揮官が全力宣言

6/6(火) 21:32配信

Football ZONE web

グループAで4位のシリア、中国戦に向けて日本と対戦

 日本代表は7日、ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のイラク戦(13日/イラン開催)を前に、国際親善試合シリア戦を東京スタジアムで戦う。対戦相手のシリア代表のアイマン・アキーム監督が会見に臨み、政情不安のなかでW杯切符を目指して戦うチームについて「シリア国民にとっての希望」と表現し、全力で臨むと話している。

ハリルジャパン最新招集&予備登録メンバー計89人「推定市場価格ランキング」

 W杯切符に近づきつつある日本だけでなく、シリア代表にとっても今回の親善試合は大事なものとなる。日本とは別組のグループAに所属するシリアは現在4位で、プレーオフ圏内となる3位ウズベキスタンと勝ち点4差ながらも、出場権獲得に向けてまだ可能性を残している段階だ。それだけにアジアトップクラスの日本との戦いから、得られるものは大きいと語っている。

「明日の試合は我々のチーム、日本にも同じように次の試合のための準備の機会となります。日本代表にとっても、我々にとっても、我々の選手たちの戦術、テストとなるでしょう。シリア代表は日本代表をとても尊敬しています。とても優秀で、世界的にも有名なチームなので、明日の試合でいろいろと良いものを得られるのではないかと思います。次の中国との対戦にとって、とても良い準備になると思っています」

 シリアは現在、アサド政権や反政府勢力、IS(イスラム国)による内戦が激化している。だが政情不安のなかでも、サッカーは人々にとっての大きな心の支えになっているようだ。

「12チームで最も厳しい状況のなか…」

「我々シリア国民にとっては(W杯出場は)希望ですね。まさに我々にとっての夢を実現するために、厳しいなかで準備して練習してきました。もちろん、あと3試合でどうなるかは分かりませんが、粘り強く最後まで頑張っていきたいと思います。シリア人にとっての夢に向かっていくのが第一目標です」

 シリア国内の危険性を鑑みて、今予選のシリアはホームゲームも常に中立地開催を強いられている。それでも指揮官は「ご存知の通り、12チームのなかで最も厳しい状況のなかで準備をしているチームで、ホーム扱いの試合でもアウェーで戦うことになっていて、サポーターたちから離れてプレーをしています。しかし、あと3試合でW杯出場を取って、チームのメンバー、スタッフ一同頑張っていきたいと思います」と力強い口調で語った。

 最終予選7試合で3失点としぶとさを見せる守備はもちろんのこと、親善試合とはいえW杯出場という国を挙げての希望に向けて全力で挑んでくるシリアに対して、バヒド・ハリルホジッチ監督率いる日本も気を抜けない戦いになりそうだ。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:6/6(火) 21:32
Football ZONE web

記事提供社からのご案内(外部サイト)

Football ZONE web

fangate株式会社

日本代表や欧州各国リーグなど、国内外のサッカー情報を毎日更新