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「おっぱいの揺れとブラのずれ」…サンキュータツオのヘンすぎる研究に爆笑、感動! 学問の奥深さにふれられる名著

6/6(火) 17:30配信

ダ・ヴィンチニュース

 ご存じだろうか? 世の中には「斜面に座るカップルと他者の距離」や、「おっぱいの揺れとブラのずれ」について、ごく真剣に研究している大人たちがいることを。2015年3月に刊行されたサンキュータツオさんの著書『ヘンな論文』は、そんな一風変わったテーマをもつ実在の学術論文を紹介し、本好きの間で話題を呼んだ。読者からはどんな反響があったのか。著者のタツオさんがふり返る。

サンキュータツオ

さんきゅーたつお●1976年東京生まれ。お笑いコンビ・米粒写経のツッコミとして活躍するかたわら、一橋大学、早稲田大学、成城大学で教鞭をとる日本初の「学者芸人」。著書に『ヘンな論文』、『学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方』、『俺たちのBL論』(春日太一との共著)がある。
 

「中高生がビブリオバトルでよく紹介してくれたという話を聞きました。嬉しかったのは、研究に携わっている現場の人たちも大喜びしてくれたこと。『ヘンな論文扱いするとは!』と叱られるかとヒヤヒヤしていたんですが、蓋を開けてみると『ちゃんと読み込んでくれてありがとう』という反応ばかりでした。卒業論文を控えた大学生からも、研究テーマを決めるのが楽しみになったという感想をもらいました。研究に携わる人とそうでない人、両方の層に届いたのはよかったなと思います」

 サンキュータツオさんはお笑い芸人と学者の二足のわらじを履く、日本で初めての「学者芸人」だ。研究者としての専門は日本語学。そんなタツオさんとヘンな論文との出会いは、調べもののために通っていた早稲田大学の図書館だった。

「学術雑誌を読んでいると時々、思わず目を疑うようなタイトルの論文が載っているんです。たとえば『姫君の育て方』とか。タイトルから内容がまったく想像できない(笑)。こういう論文は他にもあるんじゃないかと気になりだしたのが、論文ハントの始まりですね。今でも暇があれば母校の図書館にこもって、全国から届いた雑誌に目を通しています。掲載基準の厳しいメジャー雑誌より、地方でひっそり刊行されているようなマイナー誌に尖った研究論文が多い。慣れというのはすごいもので、最近では図書館にいると『この棚にありそうだな』と勘が働くようになってきました」
 

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