ここから本文です

ネットニュースは崩壊か進化か!? 元ヤフトピ責任者が語る、ネットニュースのこれまでと現在地とは?

6/6(火) 6:30配信

ダ・ヴィンチニュース

 スマホ&アプリ時代に入りネットニュースは、新旧さまざまなサイトが群雄割拠する戦国時代を迎えた。マスコミ各社と提携し、集積・選別したニュースを配信するキュレーションサイトでは、PC時代の絶対王者Yahoo!ニュース、圏外でも読めるSmart News、エンタメに強いグノシー、SNS連動のLINEニュースほか、各社が個性を打ち出しアプリのダウンロード数を競う。加えてネット専業の新興ニュースコンテンツ・プロバイダーは、企業から個人までが手掛け、多様化しつつも情報の質はまさに玉石混淆の時代だ。

 それでも、いろんなニュースが無料で手に入るし「ネットメディアは百花繚乱」と、喜んでいいのか? 知るべきニュース、確かなニュースをちゃんと受け取れているのか? そんな一抹の不安を感じたなら、ぜひ、ご一読いただきたいのが『ネコがメディアを支配する ネットニュースに未来はあるのか(中公新書ラクレ)』(奥村倫弘/中央公論新社)である。

 著者の奥村倫弘氏は、読売新聞の記者、ヤフー・トピックスの編集責任者を経て、現在はTHE PAGEというニュース解説サイトの運営、制作を担う人物だ。本書は「伝統メディア」と「新興メディア」の両方を知る著者が語る、ネットニュースのこれまでと現在地。そこにある光と影、そして未来を語るネットメディア論である。

 タイトルからもイメージできるように、著者の憂慮はまず、多くのキュレーションサイトで目にする、「ニュース」と「純粋なコミュニケーション」の混在だ。例えばそのトップページにおいて、政治ニュースのすぐ後に、芸能人ゴシップ、癒し系のネコ動画が続くといった光景は珍しくない。たしかにゴシップやネコはアクセスが稼げる世界のキラーコンテンツだが、著者はこうした「知識を必要とせず、感情に訴えかけるだけの情報」は、「純粋なコミュニケーション」と位置づけ、本来の「ニュース」との差別化を図るべきだと主張する。

1/2ページ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

【表紙】乃木坂46
特集1:乃木坂46 結成7年、その言葉は誰のものか?
特集2:フツーになんて生きられない。大人のための恋愛マンガ 恋する私たちはちょっとおかしい