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覚えておきたい「Googleアシスタント」でできること

6/7(水) 6:40配信

@DIME

GoogleはAIアシスタント「Googleアシスタント」を日本でも正式にリリースした。先日米国で開催されたGoogleの開発者向けイベント「Google I/O」で、日本語へ対応することが発表されたばかり。米国ではすでにスマートスピーカーの『Google Home』、Googleブランドのスマートフォン『Pixel』と『Pixel XL』のほか、AndroidとAndroid Wear、Android TVなどで利用可能。さらにiOS向けのアプリもリリースされている。日本では『Google Home』や『Pixel』シリーズが未発売のため、まずはAndroid搭載のスマートフォンで利用可能となる。

【写真】覚えておきたい「Googleアシスタント」でできること

対象となるのはAndroid 7.0 Nougatと、Android 6.0 Marshmallow搭載かつ、Google Playストアが利用できるスマートフォンで、今後数週間かけて徐々に利用できるようになるとのこと。ホームボタンを長押しすると、現在は画面内の文字をダイレクトに検索できる「Now on Tap」という機能が起動するが、対応後はこれがGoogleアシスタントに置き換わるという。

■Googleアシスタントは対話型のAIアシスタント

Googleアシスタントは、Googleが提供するAIアシスタントプラットフォームの総称だ。音声認識による対話型の操作ができるのが特長で、「OK Google」と話しかけてアクセスするほか、文字入力でも利用できる。CMでもおなじみのように、「OK Google」と話しかけて音声で情報を検索できる機能は、これまでも提供されてきたが、Googleアシスタントではさらに、GmailやGoogleカレンダー、Googleマップ、Googleフォトといった、Google提供のアプリやサービスが連動。検索による調べ物だけでなく、メールを送る、スケジュールを確認する、マップで経路を表示するといったことがワンストップでできるほか、Google Nowのように個人の好みにカスタムされた情報の表示も可能。なお、Googleアシスタントの機能の一部は、これまでメッセージアプリのGoogle Alloでも利用できていたが、新たに提供されるGoogleアシスタントは、どの画面からもホームボタンを長押しするだけで起動し、音声で会話するように操作できるのポイントとなっている。

ホームボタンを長押しして、左の画面が表示されれば対応済み。Googleのアプリと連動するほか、会話の前後の文脈も理解するので、電車でのルートを聞いたあと「車はどう?」と聞くと、同じルートの自動車ルートを提示してくれる。

このほか具体的にどんなことができるかは、GooglアシスタントのWebサイトに詳しく公開されているので、ぜひ参照して欲しい。今はまだ、できることはそう多くはないが、先のGoogle I/Oでは新たな機能として「Google Lens」が実装されることも発表されている。これは画像認識技術を使って、カメラに写っているものから直接情報を検索できるというもの。レストランのメニューなどの文字を認識し、自動翻訳してくれるGoogle翻訳の写真翻訳機能を拡張したようなイメージで、メニューの文字を翻訳するだけでなく、それがどんな料理か写真を検索したり、イベントの看板を認識して、そのイベントをスケジュールに加えたり、チケットを探したりできるという。

Google I/Oで紹介された、Googleアシスタントの新機能Google Lensのデモ。「たこ焼き」と書かれた看板にカメラを向け、英語に翻訳。さらにどんな食べ物か写真で確認するところまで、ワンストップでできる。

米国ではすでにGoogleアシスタントのAPI「Actions on Google」も公開されていて、今後はより多くのサービス、製品がGoogleアシスタント経由で利用できるようになるとのこと。実際にGoogle I/Oでは、お店の人と会話するような感覚でメニューを選び、フードデリバリーをオーダーするデモも紹介されていた。日本語版のGoogleアシスタントのAPIはまだ公開されていないとのことだが、今後Googleのアプリやサービスだけでなく、サードパーティのアプリ、サービスも充実してくれば、もっと便利に使えるようになるだろう。

Google I/Oで紹介されていた、Googleアシスタントを使って音声による対話で料理をオーダーするデモ。決済もスマートフォンの指紋認証を使って簡単にできる。様々なサービスに応用できそうだ。

米国では今、Amazon echo×Amazon Alexa、Google Home×Googleアシスタントという、スマートスピーカー×AIアシスタントが人気を集めている。今のところ、利用できるサービスや製品の多さで、Amazon Alexaが大きくリードしていると言われるが、Googleアシスタントがスマートフォンで利用できるようになり、またいち早く日本語を含む多言語へ対応したことから、逆転する可能性も色濃くなってきた。なお、Google I/Oでは、スマートスピーカー『Google Home』の、日本で発売予定についてもアナウンス済み。夏以降に発売とのことだが、今夏にはLINEも、AIアシスタント「Clova」を搭載したスマートスピーカーの『WAVE(ウェーブ)』で、この分野に参戦することを発表している。音声で操作できる対話型のAIアシスタントを巡って、日本市場でも熱いバトルが繰り広げられることになりそうだ。

日本でも発売されることになった『Google Home』。『Amazon Echo』も今年中には日本上陸との噂もある中、対応するサービスをどれだけ揃えられるかが勝負になりそうだ。

取材・文/太田百合子

@DIME編集部

最終更新:6/7(水) 6:40
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