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中国でパクられたコクヨ「Campusノート」、一発で問題解決した奇想天外な策は?

6/7(水) 12:03配信

NIKKEI STYLE

 多くの日本人が使ったであろうCampus(キャンパス)ノート。そのキャンパスノートのパクりとおぼしき「Gambol(ギャンボル)ノート」が中国で現れました。黙って見過ごせないこのピンチ。メーカーのコクヨはどんな手で難局を乗り切ったでしょう?

(1)直接抗議して止めさせる

(2)法的手段に訴える

(3)「安さ」で対抗する

 普通に思いつく選択肢はこんなところでしょう。でも、コクヨがとった作戦は、そのいずれでもありませんでした。

 ビジネスでも生活でも、「まさか!」と思うようなことが起こります。想定外の出来事、不慮のトラブル、偶然の出会い……。それが「予期せぬ幸せ」であればいいのだけれど、「まさか」は大抵、悪いほうの目に出ます。

 だからこそ「まさか」が起こるときは、「人間性が試される瞬間」でもあります。ふだん偉そうに威張っている社長が株主総会で「まさか」の質問に絶句してしまうと、もう社員から尊敬してもらえません。その逆に、涼しい顔をして難局を切り抜ける姿を見せることができたなら、部下たちの心をしっかりつかむことができます。この差はあまりに大きい。私たちは部下や友人の信頼を失わぬよう、「まさか」に対する対処方法を身につけねばなりません。

 しかしこの点、ビジネス書の多くはあまり参考になりません。なぜなら昨今のビジネス書には「こうすればうまくいく」といったノウハウばかり紹介されているからです。

 「知的財産」の重要性について解説している本はたくさんありますが、実際に自らの製品のパクりが現れたとき、どう対応すればいいかは教えてくれません。機転を効かせた対応、発想の転換、ユーモアを含む「まさか」の乗り切りかたは、ビジネス書でほとんど語られていないのです。

 まじめな日本人は、リスク対応にあたって「想定外のまさか」が起こらないように準備をします。しかし、どれだけ準備しようと、「想定外のまさか」は必ず起こります。ここで、「まさか」に役立つ古典を紹介しましょう。その名を「孫子の兵法」といいます。

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最終更新:6/9(金) 12:58
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