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【月刊『WiLL』(7月号)より】完全密着『八重山日報』本島に殴り込む!

6/7(水) 9:00配信

WiLL

「今でこそ、石垣は「保守の砦」と呼ばれているけど、6年前までは『革新の牙城』だったもんな」(高山正之)──2017年4月、沖縄メディアに激震が走った。『沖縄タイムス』、『琉球新報』の二大県紙を筆頭に左派リベラル一色だった沖縄メディアにあって、ほとんど唯一「真の報道」を貫いてきたことで知られる石垣島の地元紙『八重山日報』が、ついに沖縄本島に進出したのだ。
 沖縄では日経新聞とスポーツ紙を除き、いわゆる全国紙が印刷されていないため、県民の多くは、朝の時間帯に届く『沖縄タイムス』か『琉球新報』を購読している。
 しかし、県紙と呼ばれる両紙はきわめてイデオロギー色が強く「おまけに新聞だけじゃなく、3局(沖縄テレビ/琉球放送/琉球朝日放送)しかない民放も、政治に関しては、ほとんど同じ論調なので、「本島の人たち」は、それらの地元メディアが垂れ流す「イデオロギー的主張」以外の情報に触れる機会がありません」(仲新城誠)。
 2010年の編集長就任以来、同紙の看板ジャーナリストとして各誌紙に登場する仲新城誠の存在は知られているが、『八重山日報』を支えているのは、仲新城だけではない。
 気鋭のジャーナリスト、中田秀太郎が『八重山日報』の本島進出に密着し、沖縄メディアの欺まんと辺野古・基地移設反対派の実態、孤高の地方紙に懸ける男たちを追った!

 夕刊のない沖縄。昼下がりの新聞販売店はノンビリしている──はずが、いっこうに電話が鳴りやまず、インタビューが進まない。
「本島版、すごい反響でしょ!」
 対応に追われるMプロジェクト代表の上原良昭さんの背中を見ながら、金城仁さん(以下、仁さん)が顔をほころばせた。彼の名刺には『八重山日報』「営業企画部」とあるが、本島版を始めるにあたり、事務方の指揮を執ってきた人物である。
「販売店だけじゃなくて、支局のほうにも購読申込みや本島版の広告の問い合わせの電話が続々とかかってきています。つい数日前なんか、杖をついたおじいさんが『どうしても直接励ましたかった』と突然、支局まで来てくれたり、驚くことばかりです」
 今度は仁さんが受話器をとる。
「本島版2000部のうち、1500部をウチで配達しています。本当はもっと配りたいのですが、12名の配達員さんではこれが限界で……たくさんの人に6月まで待ってもらっている状況です」(上原さん)
 と、ここでまた別の電話が鳴り、上原さんとの会話は途切れてしまった。いま、沖縄では驚くべき事態が起きている。

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最終更新:6/7(水) 9:00
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