ここから本文です

インテル退団濃厚の長友佑都。イタリア人記者が6年半の功績を称える

6/7(水) 12:13配信

webスポルティーバ

 197試合出場、11ゴール。

 この通算成績を残して、長友佑都はインテルを後にしようとしている。

【写真】こちらの退団選手には惜別メッセージ…

 5月28日のサン・シーロでのウディネーゼ戦は、長友のインテルでの最後の試合という感が強かった。197試合という出場回数は、現役のインテルの選手の中ではGKサミール・ハンダノビッチ(206試合)に次ぐ数字で、すでに彼がインテルの歴史の一部であることを物語っている。

 その長友がインテルを去る。もちろん、まだ何も決まってはいない。彼の契約は2019年の6月まで残っている。しかし、インテルのオーナー企業である蘇寧スポーツのスポーツディレクターには、元ローマのヴァルテル・サバティーニの就任が決まった。おまけに今シーズンを、箸にも棒にもかからない7位という順位で終えたことで、この夏、インテルでは大改革が実施されることが予想される。

 多くの選手の名前が変わることだろう。長友もそのひとりだ。最終戦では相手のオウンゴールとされたゴールを生み出したが、それだけでは今シーズンのネガティブ感を払拭することはできなかった。

 今季、長友は他のチームメイトとともに、インテルという船に乗り漂流していた。船長はフランク・デ・ブールからステーファノ・ピオリへと代わったが、インテルはシーズンを通して不調だった。

 特に長友の場合、不運にも、非常にデリケートな試合で2度のとんでもないミスを犯してしまったことが響いている。

 最初のミスは昨年11月3日のヨーロッパリーグ(EL)、アウェーでのサウサンプトン戦でのことだ。サウサンプトンMFの左からのクロスを、長友が自陣ゴールへと入れてしまう。この一戦は、デ・ブールが解任され、暫定的にステーファノ・ヴェッキがチームを率いていた微妙な時期の試合だった。だが、ELで駒を先に進めるには、どうしても勝たなければいけない試合といえた。結局、このオウンゴールがインテルの希望をすべて消し去ることになってしまった。不運ではあったが、集中力に欠けていたこともあると思う。

 もうひとつは4月30日のホームでのナポリ戦。ピオリが指揮した最後から2番目の試合だ。このときはゴール前に上がったクロスの処理を長友がミス。クリアするどころかホセ・カジェホンへのアシストとなり、ナポリの決勝点を生み出してしまった。来季のEL出場権を手に入れるため、6位以内を目指していたインテルは、1試合も落とせない状況だったのだが……。

 残念なことに、このふたつの決定的なミスは、インテリスタの脳裏に強く焼き付けられ、長友の今シーズンは「失敗」の烙印が押されてしまった。インテルに来てからの長友を見ている限り、こんなミスを犯すことは珍しい。

1/2ページ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

Sportiva

集英社

Sportivaムック
4月13日発売

定価 本体1,472円+税

フィギュア特集
『羽生結弦 平昌への道』
■ヘルシンキの激闘
■宇野昌磨、本田真凜ほか