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【ヴェネツィアの初夏】(4) 食前酒からデザートまで

6/8(木) 7:00配信

オーヴォ

 食べ物は半ば旅の主役。その土地ならでは風景を眺めながら、地元の一皿で一杯傾ける。ヴェネツィアなら、まずは「スプリッツ」からスタートだ。

 この食前酒、ヴェネツィアではほぼ“常識的”といえるほどの存在。どの店のテラスでも、赤に近い鮮やかなオレンジ色のグラスを傾ける人がたくさんいる。プロセッコという発泡白ワインと、カンパリやアペロールなどの赤いリキュールを混ぜたもので、夏の夕刻にぴったりだ。中に入っているオリーブをかじりながら、目の前の運河を行くゴンドラを眺めれば、旅気分も盛り上がる。

 夕食は、もう少し静かな店に場所を移して。手頃な価格で地元の人にも愛されているのが、たとえばIl Refolo (住所:Campiello del Piovan 1459)。水上バスなら、Riva de Biasioで下船する。観光地から離れた場所にある、サン・ジャコモ教会前の広場に出たテラス席は、隣席の客と話ができるほど静か。のんびりメカジキのカルパッチョや生ハムとアーティチョークの前菜、ペンネからパンナコッタまで堪能できる。夕食のレストランを探してそぞろ歩くと、ヴェネチアングラスがテーブルコーディネートのアクセントになっている店も多く、見て歩くのもなかなか楽しい。

 昼間の散策の合間に、イタリア名物、ジェラートも忘れずに。あちこちに店があるから、種類や値段を見比べて選ぼう。次回最終回は、ヴェネツィアの宿と交通網など。

最終更新:6/8(木) 7:00
オーヴォ