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全米が「インディ500勝者」と呼ぶ佐藤琢磨。年間王者に向けて激走

6/8(木) 7:50配信

webスポルティーバ

 インディカーシリーズ最大のイベント、インディ500で優勝した佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)。レース翌日には、インディアナポリスのダウンタウンで開催された表彰パーティーにタキシードで登場。それが終わるや、インディカーのプライベート・ジェットでニューヨークへと移動した。インディ500恒例のメディアツアーを行なうためだ。

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 アメリカが誇るビッグレースに勝った者は、早朝からラジオ、テレビ番組出演をハシゴし、証券取引所で取引開始の鐘を鳴らし、エンパイアステイトビルの屋上や高層ビル最上階のバーでのイベントに参加し……と、マンハッタンを11時間にわたって駆け回った。

 まだ、これだけでは終わらない。今度は一気に南部テキサスへと1500マイルを移動。2週間後にダラス郊外で行なわれるインディカーシリーズ第9戦に向けたプロモーション・イベントに出席し、NFLのダラス・カウボーイズとの交流も行なった。

 さらにツアーは続く。次はアメリカ自動車業界の首都デトロイトへ。週末にインディカーのダブルヘッダーが行なわれる街だ。インディ500は開催期間が長いのだから、レース直後の週末にすぐ次のレースを行なわなくてもよさそうなものだが、まだ話題がホットなうちのレースは人気が高く、近年はデトロイトがそのイベントの開催権を握っている。プラクティス開始は金曜で、琢磨は木曜にデトロイトのプレスの取材を受けた。

「飛ぶのはいつも深夜12時すぎで、とにかくすごく忙しかった。疲れました。でも、とても楽しかった。みんな本当に好意的に接してくれましたから」

 まるまる3日も続いたツアー。レースに向けてのコンディションが心配されたが、「毎年ウィナーは100パーセントのコンディションじゃない。ましてやデトロイトはダブルヘッダーで体力的にきつい。疲れて力を発揮できなくならないよう、かなり気をつけていました。インディカーのPR担当もそこはわかってくれて、この2晩は睡眠時間も十分取れました」と、インディ500ウィナーは新たなやる気を充填してデトロイト入りした。

 プラクティス5日間、予選2日間、さらにプラクティス2日間の後にレース……インディカードライバーたちはこの2週間ほど、インディ500の超高速での走行を延々続けてきたが、その次のレースはコースのキャラクターがガラリと変わる。デトロイトのダウンタウンのすぐ北、デトロイトリバーに浮かぶベル・アイル公園特設グランプリ・コースはバンピーでタイトなストリートコースだ。

 好天に恵まれて多くのファンが訪れた今年のデトロイト。琢磨は最も注目を集めるドライバーになっていた。もともと人気のないほうではない琢磨だが、インディ500優勝で知名度はさらに高まった。

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