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上場企業の管理職が部下に求めるビジネスで重要な能力TOP3

6/8(木) 8:10配信

@DIME

今後、社会に人工知能(AI)がより浸透すると、職場環境においては、「失業者が増加する」、「仕事が奪われる」といったような悲観論が存在している。今回、アデコは、上場企業に勤務する40代から50代の管理職(部長職・課長職)309人を対象に、「AI(人工知能)時代に求められるスキル・能力」について調査を実施した。

【グラフ】上場企業の管理職が部下に求めるビジネスで重要な能力TOP3

■88.7%がAIに期待

管理職に対して、自社におけるAIの導入状況について質問したところ、AIを導入している企業は6.8%とまだ低いものの、28.8%が3年以内に自社でAIを導入する予定があると回答している。また、AIに対しては、88.7%が期待を寄せており、なかでも、AIについてより知識があるグループでは、92.2%がAIに対して期待感を示し、知識が高いほうが期待も高まる傾向がうかがえる。

■AIの普及がもたらすのは、「労働時間の短縮」、「業務の効率化・生産性の向上」、「労働力不足の補完」

AIの普及が日本の雇用に与える影響については、半数以上が、「労働時間の短縮」(58.9%)と「業務の効率化・生産性の向上」(56.3%)と回答しており、失業率が上がる(12.3%)という悲観的な見方を大きく上回る結果になった。AIの普及が職場に与える影響についても、「既存の仕事の効率化、生産性が向上する」(48.2%)、「既存の仕事の質が向上する」(31.4%)、「労働力を補完する」(31.1%)と、前向きな回答が目立った。また、AIに任せてみたい業務として、「データ処理業務」(67.6%)、「データ分析」(63.4%)、「情報リサーチ」(43.4%)といった、データを扱う業務が上位にあげられた。

■部下に求める能力は、現在も将来も「対人関係力」

現在とAI時代において、自身の部下に対して求める「ビジネスで重要な能力」についても聞いた。現在求める能力としては、「対人関係力」(67.0%)、「分析的思考力・概念的思考力」(45.3%)、「複雑な課題に対する解決力」(30.4%)が上位に挙げられる一方で、AI時代には、「対人関係力」(55.0%)、「創造力」(36.9%)、「分析的思考力・概念的思考力」(36.6%)、「複雑な課題に対する解決力」(35.3%)が重要になると考えているようだ。

現在、最も重要と考えられている「対人間関係力」は、AI時代でも変わらずトップであるものの、12ポイント下がっている。一方、AI時代には、「創造力」が重要になると考えている人が多いことがうかがえた。また、これら重要な能力を向上するためには、「スキルを習得できる実務を任せる」(61.2%)、「新しい経験を得られる環境や職務を与える」(55.0%)ことが必要と考えていることがわかった。

■AI時代に活躍するために、小学生が取り組むべきことは、「外国語」

「AI時代にビジネスパーソンとして活躍するために、現在の小学生が、今から取り組んでおいたほうが良いこと」については、1位に「語学(英語・中国語など)」(51.1%)、2位は「国語/読解力」(43.4%)、3位には2020年から小学校で必修となる「プログラミング」(42.7%)が挙げられた。

この結果について、人工知能(AI)等、テクノロジーの進展が、経済構造や産業構造に与える影響を主に分析している、東京大学大学院経済学研究科・経済学部 柳川範之教授は次のようにコメントしている。「外国語については、AIによる機械翻訳の精度がかなり高まってくる可能性がある。しかし、外国人や異文化の人と適切なコミュニケーションをとるには字面としての翻訳だけでは不十分である。今回のアンケートで必要とされた語学力には、そのような異文化とのコミュニケーション力という意味合いが多分に含まれていると考えられ、今後はそのための能力開発がより重要になると考えられる。」

【調査概要】
調査対象:首都圏の上場企業に勤務する、部下を持つ管理職(部長職・課長職、40歳~59歳の男女)
サンプル:309名
調査方法:インターネット
調査実施時期:2017年4月

文/編集部

@DIME編集部

最終更新:6/8(木) 8:10
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