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ファッションとの肉体関係……

6/9(金) 6:10配信

MEN’S+

カラダ革命のすすめ

 「特別なことはしたくない」といって、筋力トレーニングを一切行わない人がいます。

 ですが、現在の満ち足りた生活自体が特別なこと。頭は文化を依存していくことこそ進化となりますが、それが体の話となると、「不健康」への早道ともなりかねません。

 なので皆さん、トレーニングを始めましょう。その継続によってカラダ革命が起こり、きっと心も磨かれるはずなのです。トレーニングを通して、心身ともに健やかな生活を!!そんな体からこそ、個性が発揮された着こなしもできるのではないでしょうか?

 「現代のクラーク・ケントか?」なんて、ツッコミたくはなりますね。ですが、黒縁メガネ&ネイビースーツの彼、とっても素敵です。「メンズ・プラス」世代は、思わず現職を演じる俳優ヘンリー・カヴィルではなく、初代の故クリストファー・リーブを思い出してしまうのではないでしょうか。
 
 それはさておき、彼のようなトラッドスタイルは昨今、重要なキーワードのひとつ。ビジネススタイルはカジュアル化を辿り、カジュアルスタイルにもおいても、フォーマルのアプローチが隆盛。まさに、ボーダーレスの様相を呈しています。それに伴って、着こなしも多様化。たとえば、ノータイ(昔はセンツァ・クラバッタなんて言いましたね)にしてみたり、ボトムスにはジーンズを合わせたり、ジャケットをダブルブレストにしたり、ヴェストをインしたりと、その幅は実に広がり、トラッドを心から楽しめる時代になっていますよね。
 
 改めて、故クラーク・ケントです。新聞記者である彼は、ときに写真の彼のように、スリーピースを愛好していました。一見、ナードなルックスでありながら、バキバキに鍛え上げられたボディをヴェストで押さえつける、何とも言えないストイックな佇まい。それが、男心を(女心も?)ぐっと惹きつけるわけです。

 で、やっぱりスリーピースって格好いいな、と。ひるがえり、我が腹を見やれば……。
 
 「この腹でヴェスト、閉まるかな?」なんていう惨憺(さんたん)たる状況。これをそのまま放置しておいていいですか? とはいえ、「ただひたすらに腹を凹ませればよいのか?」というと、さにあらず。意外に大事なのが、大胸筋なのです。腹だけ凹んでも、胸板が厚くないと、ヴェストはおろかジャケットも似合いません。想像してみてください。ヴェストとシャツの間がスカスカなクラーク・ケントを。
 
 そう、適度にパンパンな胸筋(むなきん)があってこそ、凹んだ腹も際立つというものなのですね。 
 
 
 特に、いいジャケットやヴェストほど、そうしたグラマラスな体型に似合うように立体的に作られているものです。もし、ところどころに不自然なシワが入っていたら、着ている服が実際表現したい理想のシルエットになっていない=着こなせていない、ということ。これでは、せっかくの洋服から、そのポテンシャルを引き出せてないことになります。 
 
 それともう一点、大胸筋を鍛えるメリットがあります。胸が張って見えるということは、見た目から自信のある男に映るわけです。これは、仕事の場でも有利です。堂々と胸を張って、意見を言えるようになる…。理想の体型を勝ち取ったことで、自信に備わってくるのかもしれませんね。
 
 だから、「猫に小判」と言われないように、ボディの立体感を脂肪に任せてた人は、大胸筋と腹筋といった筋肉に変換することを推奨します。そうすれば、グラマラスなボディラインが形作る逞(たく)しく美しいスリーピース姿を手に入れることができるのです。…とはいえ、もちろん、クラーク・ケント並みの必要はありませんよ。
 
 
 理想の体型に近づくと、いろいろなファッションが似合ってきます。諦めていたジャケットが、ヴェストが、パンツが…、着られるようになる。トラッドスタイルがいっそう楽しくなってくるわけです。そんな意味からも、体型を気遣うということはファッションをもっともっと楽しむための近道でもあるのです。

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最終更新:6/9(金) 6:10
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