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代表離脱の香川真司。ドルトムント「知日派」新監督で立場は好転するか

6/9(金) 11:31配信

webスポルティーバ

 7日に行なわれた日本対シリア戦に先発した香川真司は、前半9分、負傷のため交代した。試合後に受けた診断の結果は左肩関節前方脱臼で、最終予選イラク戦を前にチームを離脱することとなった。

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 香川は日本サッカー協会を通じて「残念かつ申し訳ない形でチームを離れますが、こればかりは仕方ないので、今は怪我を一日でも早く治すことに集中したいと思います。日本代表が勝つことを祈ることしかできませんが、勝利を信じて、戦ってきてほしいと思います」と、コメントを発表している。

 今回のケガは、自陣で相手フォワードのドリブルを止めにかかって倒れた際、無理な体勢で手をついたことによるもの。キリンチャレンジ杯という親善試合、前半9分という時間帯、しかも守備による負傷。気合いが空回りして本番であるイラク戦でプレーできないのは、本末転倒としか言いようがない。ハリルホジッチ体制になってから、香川が代表遠征に同行しなかったのは、国内組で臨んだ2015年の東アジアカップ以来である。

 シリア戦前日の6日、香川の所属するドルトムントでは新監督が発表された。新監督には昨季までアヤックスを率いたオランダ人のペーター・ボスが就任する。ボスはかつてジェフ市原でプレー経験があり、日本人としては親近感を抱くところだ。

 クラブ公式サイトで公開されているノビー・ディッケル(クラブOBでスタジアムアナウンサーを務めている)によるインタビューで「ドイツ語とオランダ語、英語、フランス語、あと少し日本語ができるよ。少し単語を覚えているから、香川とは話せると思うよ。香川がもっとよくなるかって? もう彼はいい選手だ」と語っている。

 もし香川がドルトムントに残留するのであれば、久々にポジティブな環境となるかもしれない。振り返れば、それぐらい香川にとっては難しい2年間だった。

 ドルトムントは5月27日にドイツ杯決勝でフランクフルトを下して優勝し、翌日にはドルトムント市内をバスに乗って巡る恒例のパレードが行なわれた。そこには元指揮官トーマス・トゥヘルの嬉しそうな姿もあった。

 トゥヘルが解任されたのは、それからわずか2日後の5月30日のこと。31日付のクラブ公式サイトでは、ハンス・ヨアヒム・ヴァツケCEOが、一人称でその理由を説明している。長文の割に詳細には踏み込んでいない内容だが、要は「信頼関係を築けなかった」という訴えに近い主張が強く伝わってきた。そのうえで「結果だけを求めているのではない」と、タイトル獲得直後の解任にサポーターの理解を求めている。

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