ここから本文です

昔ながらの「押入れ」、今どき活用法を知ればぐっと使いやすく

6/9(金) 20:10配信

ESSE-online

奥行きが深すぎる、天袋や枕棚が活用できないなどの理由から、ESSEでアンケートを採ると、使いづらい収納スペースのワースト3につねに入る「押し入れ」。25年以上にわたり数多くのお宅の収納の悩みを解決してきた、収納コーディネーターのすはらひろこさんが、寄せられたESSE読者の悩みに答えてくれました。

⇒昔ながらの「押入れ」活用法を知ればぐっと使いやすく

昔ながらのサイズゆえに「使いづらい」と思いがちの押入れですが、現代の生活にフィットする方法をマスターして使いこなしましょう。

使いづらさ解消!押し入れ収納Q&A

Q:押し入れの奥行きを使いこなせません…

A:上段はあえて手前をあけてワークスペースとして使っても

押し入れの上段は、作業するのに意外とちょうどいい高さ。奥行きが余っている場合、棚を奥に置き、手前はアイロンがけなどをするワークスペースにするのも手。下段は収納ケースにキャスターをつけ、前後に分けて収納してもよいでしょう。

Q:ものはたくさん入っているのになぜか使いづらいんです

A:見取り図を描いて収納計画を立てると、ぐっと使いやすく

押し入れは、無計画にものを入れると出し入れしにくくなってしまいます。収納したいものの使用頻度と重さに合わせて、収納計画を立てましょう。実際にしまう前に、見取り図を描いて整理すると失敗がなくなりますよ。

・天袋…めったに使わないものや季節用品

季節の飾りやスーツケースなど、めったに使わなくて軽いものを。ただし、まったく使わない「死蔵品」のスペースにならないよう注意

・上段…使用頻度の高いもの

もっとも使いやすい場所。毎日使う布団を入れたり、ラックや引き出しケースを活用してオンシーズンの衣類を収納し、クローゼットとして使っても

・下段…使用頻度が低めで重いもの

収納用品を使うときは、キャスターつきを選ぶと重いものも取り出しやすい。扇風機やストーブなど重めの季節家電や、掃除機の収納場所としてもおすすめ

・中央ラインはまたがない…

ふすまなど引き戸タイプの場合は、中央ラインにまたがってものを置くと、取り出しにくくなる。左右を振り分けた収納を

Q:天袋や枕棚を上手に活用するには?

A:取っ手つきの不織布ケースを使うなど取り出しやすくする工夫を

高い場所の収納は、取り出しやすさを重視。収納ケースは、不織布など軽くて底が滑りやすく、取っ手つきのものを選んで。近くに踏み台などを用意しておくと便利です。

Q:“押し入れサイズ”と書かれた収納アイテムを買ってきたのに入りません

A:サイズは各家庭でさまざまなので必ず測ってから買うようにして

押し入れの奥行きの目安は80cm前後ですが、家によって変わります。また、“押し入れサイズ”も各メーカーで異なるので、押し入れと収納アイテムそれぞれのサイズ確認は必須。扉を開いたときに出しにくくないかなど、幅も考慮を。

Q:とにかく湿気が気になります

A:スノコや除湿シートを使うか、ふすまを外す手も

スノコや除湿シートを使って湿気を逃し、ときどき扉をあけて風をとおしましょう。押し入れの場合はふすまを外し、オープンにしてしまう方法も。ロールスクリーンやカーテンをつければ、来客時にさっと目隠しできます。

Q:毎朝、布団の上げ下ろしが憂うつです

A:キャスターつきのスノコを敷き下段にしまう方法も

布団=上段にしまうものと決めつけず、下段に収納するのも一案です。上段に比べて湿気がたまりやすいので、スノコなどを敷いて対策を。市販されている、布団収納用のキャスターつきの台もおすすめ。出し入れがラクですよ!

●教えてくれた人

【すはらひろこさん】

収納環境プランナー。建築、インテリア、整理収納に関する資格と豊富な知識・経験に基づいた片づけ術に定評がある。著書に『風通しのいい片づけ』(エクスナレッジ刊)ほか HP「片付けちゃお、スカっとしちゃお」を更新中

<イラスト/松元まり子 取材・文/ESSE編集部>

ESSE

最終更新:6/9(金) 20:10
ESSE-online