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人気急上昇の武蔵小杉 便利度文句なしだが問題点も山積み

6/10(土) 11:30配信

マネーポストWEB

 街を行く人に尋ねてみれば、きっと誰しも住んでみたい街があるはず。けれども理想と現実には、得てして大きな差があるものだ。憧れのあの街は果たして本当に素敵な街なのか? まったくノーマークだけど、実は住みやすい街は? 今回は、SUUMOが行った「住みたい街ランキング 2017」で6位にランクインした「武蔵小杉駅」(神奈川県川崎市中原区)について、ライターの金子則男氏が解説する。

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 近年、人気が急上昇した街の最右翼が武蔵小杉駅です。2013年までは「住みたい街ランキング」のベスト10圏外だった武蔵小杉ですが、2014年に9位にランクインすると、2015年に5位、2016年に4位と一気にランクは急上昇。「この2~3年で人気が高まったと思う街ランキング」では見事1位に輝いており、いま首都圏で最も注目を集めているのがこの街です。

 そんな武蔵小杉の最大の魅力は何と言っても鉄道網の充実度です。つい最近まで東急東横線、JR南武線の2線が通るのみだった武蔵小杉ですが、2010年に横須賀線の新駅が設置されると、湘南新宿ラインも停車するようになり、一気に利便性が向上。東京、品川、渋谷、新宿、池袋、川崎、横浜など、あらゆるターミナル駅に乗換なしで行けるようになりました。

 駅前には「これでもか」と言わんばかりにタワーマンションが立ち並び、駅周辺には「武蔵小杉東急スクエア」「ららテラス」「グランツリー武蔵小杉」など、商業施設も多数存在。買い物や飲食はもちろん、図書館や区役所などの公共施設も駅前にあり、すべての用事が駅前で事足りてしまいます。近隣にはサッカー・J1の川崎フロンターレの本拠地(等々力陸上競技場)があり、週末にはサッカー観戦を楽しむこともできます。

JR駅の乗降客数は20年で2倍に

 タワマンの乱立による急激な人口増加は、街ににぎわいをもたらしましたが、その弊害も少なくありません。その筆頭が駅の混雑です。武蔵小杉駅のJRの乗降客数は、ここ20年で約2倍に増え、2010年から2015年の間だけでも2万5000人も増加しましたが、街の成長に駅の設備が追いついていません。それゆえラッシュ時の構内の混雑は酷く、「改札に行列ができる」という珍風景も見ることができます。都心部までは20分程度かかりますが、その混雑ぶりも全国最高レベルです。

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最終更新:6/10(土) 11:30
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