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「理想の上司」が若年化、カリスマ型から伴走型に

6/10(土) 7:47配信

NIKKEI STYLE

 毎年発表される新入社員が選んだ「理想の上司」(産業能率大学調べ)。ランキング上位の顔ぶれを眺めると、社会心理や時代状況の興味深い変化が浮かび上がってくる。最新の2017年度の「理想の男性・女性上司」の動向を分析するとともに、過去20年間の上位ランキングの変遷を追いかけてみた。

■男性上司は「松岡修造・マツコ」、熱意や愛がある指導に支持

 産業能率大学は今年3月から4月にかけて新入社員523人を対象に2017年度の「理想の上司」を書面でアンケートし、436人から有効回答を得た。
 まずは「理想の男性上司」から見てみよう。
 ランキングでは元テニスプレーヤーの松岡修造さんが3年連続で首位、女装タレントとしてテレビや雑誌などで活躍するマツコ・デラックスさんが昨年に続いて2位を維持した。どちらにも共通しているのは、厳しいが熱意や愛のある指導への評価の高さ。松岡さんについては「熱心に後輩に向き合ってくれそうだから」、マツコさんについては「愛のある説教をしてくれそうだから」などの感想が寄せられた。
 トップテンの顔ぶれで特に目立つのは、親しみやすさや温かさが感じられる兄貴分的な存在の上司。
 共演者をうまく引き立てることで定評があるタレントの内村光良さん(6位)、コミカルな演技で人気急上昇の個性派俳優、ムロツヨシさん(9位)が初のトップテン入りを果たしたのもそのためとみられる。プロサッカー選手の長谷部誠さん(4位)、ほんわかした優しさが魅力のタレントの城島茂さん(6位)も後輩に対する身近さが持ち味だ。

■女性上司は「水卜アナ」、7年連続「天海」時代に幕?

 「理想の女性上司」はどうか。
 大きなニュースは首位に君臨してきた女優の天海祐希さんが3位に落ちたこと。7年続いた「天海」時代が途切れ、前年度2位だった日本テレビアナウンサーの水卜麻美さんが初めて首位に輝いた。水卜さんは「丁寧に後輩を指導してくれて面倒見が良さそうだから」など誠実で対人関係を大切にするイメージが支持を集めたようだ。
 「男性上司」と同様に温かさや親しみやすさ、身近さをより重視する風潮が見て取れる。
 2位のレスリング選手、吉田沙保里さん、4位の元サッカー選手、澤穂希さんも後輩を温かく励まし、指導する姉貴分的な姿勢が評価された。人気ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)の出演などで再ブレーク中の女優、石田ゆり子さん(5位)や天真爛漫(らんまん)な“天然ぶり”が人気の女優、綾瀬はるかさん(7位)、お笑いタレントのいとうあさこさん(7位)らが初めてトップテン入りしたのも後輩や部下への親近感が決め手になった。

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最終更新:6/11(日) 7:47
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