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東北で社会起業塾を開くSETとは

6/10(土) 22:37配信

オルタナ

岩手県陸前高田市広田町で活動するNPO法人SETは10月1日から、地域課題を解決する事業づくりを教える社会起業塾「Change Makers’ College(チェンジメーカーズカレッジ)」を開く。受講者は4カ月間、陸前高田市に住みながら、「まちづくり」や「社会起業」について学ぶ。対象は大学3年生から若手社会人。定員は7人。(オルタナS編集長=池田 真隆)

同団体は東日本大震災を機に、都内の大学生で立ち上げた。震災発生時には、復興支援をメインに行っており、現在は首都圏の大学生を広田町に呼び込み、地域活性化を軸に活動を行っている。

現在、ボランティアも含めるとメンバー は130人程いて、平均年齢は約23歳だ。広田町の人口は3000人弱で、その内5割が65歳以上。祖父母と孫くらい年が離れていることで、同地を訪れた大学生にとっては、「第2のふるさと」になっている。

東北とは縁もゆかりもなかったが、立ち上げメンバーの一人である三井俊介さんが2012年3月に法政大学を卒業後、単身で広田町に移住した。その後、毎年移住者が増え、5年で10人が移った。

チェンジメーカーズカレッジは、10月から4カ月間、毎週2回広田町内で開催する。講義では、「社会起業」や「まちづくり」などをテーマに行う。講師はSETのメンバーが務める。

近隣市町村に住みながら通学する場合は12万5280円。近隣市町村以外から受講する場合は25 万4880円。*近隣市町村以外から受講する場合は長期滞在できる人に限る。長期滞在希望者には滞在場所の提供を行なっている。(受講料に含まれる)

SETにはどのような若者がいるのか。広田町で活動する若者たちを紹介する。

名前) 片山 悠  
年齢) 22歳  
出身地) 東京
活動に参加したきっかけ)
元々、ボランティア活動、インターンを海外でやっていました。その経験からもっとチームでやることと地域の人と一緒にやることを両立させながらそこにあるものをもっと良くする地域の課題解決をしたい、その場所にある暮らしをもっと素敵なものにしたいという想いで始めました。
関わっている事業内容)
2017年3月までは Change Maker Study Programで、スタッフとして活動していました。半年間かけて、地元の人と近い距離で活動し、もっとコミットメントがある状態で真剣に取り組み、自分がきっかけで、新しい選択肢のきっかけになったらと思っていました。
現在は、写真展プロジェクトという、広田の暮らしや四季の魅力を写真で伝えるプロジェクトで活動しています。広田にある一人ひとりの生活のあたりまえが豊かだということに改めて気づくきっかけになりたいと思って活動しています。
参加者へメッセージ)
広田での暮らしは自分の身の回りにある「生きる」ということを感じさせられる場所です。その「生きる」ということを直に感じてもらえたら嬉しいです。普段暮らしている中では億劫になっていたものが、大切だと気づくことができるはずです。
そして、この場所がやりたいことができる場所でもあります。そのための自分の成長を本気で向き合ってくれる仲間がいるので新しい挑戦に思う存分向き合っていけます。

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最終更新:6/11(日) 15:13
オルタナ

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