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疲れ知らずのロボットプランナー「アルバート」が稼働開始:初のメディアプランニング/バイイングAI

6/10(土) 8:10配信

DIGIDAY[日本版]

米食品企業のドール(Dole)は、アジアで「シーズンズ」という缶詰フルーツを販売している。シーズンズは2種類のサイズで販売されているが、ドールとしてはよりマージンの大きい、小さいサイズのセールスを伸ばしたいと考えていた。

そこで登場したのが、人工知能開発企業アドゴリズムズ(Adgorithms)によって作られたAI、アルバート(Albert)だ。アドゴリズムズはデジタルメディアにおけるプランニングとバイイングの仕組みを一新したいと考えている。

ドールは、このAI・アルバートをディスプレイ・バナー・Facebookの画像・動画広告を含む、デジタルキャンペーン全体に使用した。クリエイティブはフィリピンの首都マニラでローカルに作られたが、アルバートがすべてのバイイング、最適化、そしてプレイスメントを処理したのだ。そう考えるとプログラマティックは、ロボットによる広告処理の「はじめの一歩」にすぎなかったのかもしれない。

AIは、いまやマーケティング業界のトレンドワードだ。Googleのディープマインドにはじまり、IBMのワトソンまで、テクノロジーはすでに市場に提供されている。しかし、広告塔としての存在を越えた範囲でのマーケティング利用は、まだ新しい。

既存のAI活用事例

ちなみにAIの応用範囲は、すでに広い。アンダーアーマー(Under Armour)は、IBMのワトソンを使って、彼らのウェアラブルプロダクト「ヘルスボックス(HealthBox)」を盛り上げようとした。ユーザーがヘルスデータをヘルスボックスに入力することで、ワトソンがそれをもとに個人に最適化したオススメを提案してくれるのだ。

リテール業界では、メイシーズ(Macy’s)がワトソンを使って、顧客の質問にアプリ内で回答させている。コサベラ(Cosabella)はリテールのデータをAIプラットフォームに渡すことでeメールの内容を調整させている。また、どこを経由してたどり着いたかによって、Webサイトのレイアウトを変えることも行っている。

チャットボットが爆発的に普及しはじめたことで、マシーンラーニングへの興味もさらに高まった。少し遊び心を持った使い方としてはマッキャン・ジャパンはAIに「クリエイティブ」の仕事をやらせている。

しかし、メディアバイイングを行うAIとしては、アルバートは間違いなく最初の世代だろう。どのようにアルバートはバイイングを行ったのか。

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