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家康が鷹狩りの休憩所を設けた花見の名所は?

6/10(土) 17:10配信

サライ.jp

江戸の町には庶民のための行楽地が点在していました。花見をしたり、鳥のさえずりに聞き惚れたり……、季節の風情や景観を粋に楽しんだそうです。

さて、江戸っ子達に人気の行楽地はどんなところだったのでしょうか? 今回は江戸の名所に関するクイズを4問、「江戸文化歴史検定」(通称・江戸検)の過去問題からピックアップしてみました。

【クイズ1】
江戸には桜の名所がいくつかありました。そのうち、品川宿周辺の花見の名所で、徳川家康が鷹狩りの際の休息所を設けたことでも知られる場所は、どこでしょう?

(い)飛鳥山
(ろ)上野山
(は)御殿山
(に)待乳山

正解(は)
江戸の桜の名所といえば、上野、飛鳥山、墨堤が有名だが、品川周辺では御殿山だ。
家康は鷹狩りを好み、その際の休息所として関東各地に仮御殿が建てられた。御殿山の名称は、この御殿があったことからだという。

【クイズ2】
江戸の根岸は上野台地東側の田園地帯に位置し、文人・風流人の住まいが多かった場所です。ここはまた、ある鳥の名所としても知られていました。その鳥とは何でしょう?

(い)ウグイス
(ろ)カッコウ
(は)タカ
(に)ミヤコドリ

正解(い)
天保7年(1836)序の『東都歳事記』は、ウグイスの名所として神田社地、小石川鶯谷、谷中鶯谷、根岸の里をあげている。

【クイズ3】
標高が26メートルしかないにもかかわらず、江戸時代には眺望が良いことで知られた山は、次のうちどれでしょう? 幕末に来日した写真家ベアトは、この山から江戸を眺めるパノラマ写真を撮影しています。

(い)愛宕山
(ろ)飛鳥山
(は)御殿山
(に)天保山

正解(い)
慶応元年(1865)頃、イギリス人写真家フェリックス・ベアトが江戸のパノラマ写真を撮影したのは、愛宕山の東側。この山の頂からは江戸湾から房総半島まで望め、風光明媚な場所として知られた。

【クイズ4】
酒井抱一・大田南畝など江戸の名だたる文人の協力を得て、佐原鞠塢がつくった庭園は、現在は向島百花園の名前で知られています。この庭園は、さまざまな名前で呼ばれましたが、そのひとつとして正しいのはどれでしょう?

(い)六義園
(ろ)百草園
(は)新梅屋敷
(に)隅田川御殿

正解(は)
現在、墨田区東向島にある「向島百花園」は、文化元年(1804)佐原鞠塢によって開かれた庭園。3000坪の敷地には、万葉植物など古来の多くの草木に加え、梅360株が植えられ、亀戸の梅屋敷(清香庵)に対し、「新梅屋敷」と呼ばれた。「百花園」の名は、「梅は百花のさきがけ」であるとし、文人の酒井抱一が命名。狂歌師・洒落本作者の大田南畝は「花屋敷」と名づけた。

いかがでしたか? 今回のクイズは全問ほぼ90%の正解率でした。簡単すぎてちょっと物足りないという方は、ぜひ江戸検定にチャレンジしてみてください! 解きごたえのある問題がたくさんありますよ!

※問題の出典:『第3回江戸文化歴史検定(2008年度)江戸検出題問題公式解説集』

取材・文/オノハルコ(晴レノ日スタヂオ)

最終更新:6/10(土) 17:10
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