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好成績の投信が組み入れている銘柄はこれ! 

6/10(土) 9:01配信

会社四季報オンライン

 おそらく、四季報オンラインを読んでいる投資家の多くは、「投資信託を買うくらいなら、自分で銘柄を選んで投資した方が良い」と考えているだろう。

 たしかに、株式投資には自分で銘柄を選ぶ面白さがある。対して投資信託の場合、銘柄選びから売買のタイミングまで、すべて運用担当者にお任せだ。そのうえ、購入時の購入手数料、保有期間中の運用管理費用といったコストもかかってくる。さらに言えば、ファンドマネジャーが無能だったら、運用成績はベンチマークを下回り続けるおそれがある。コストを払い、人に運用を任せてろくでもない成績になるならば、たとえ損をしたとしても、自分で銘柄を選んだほうが、納得はいく。

 ただ、どれが優秀な運用成績を上げているアクティブファンドかがわかるなら、その組み入れ銘柄を見ることは、個別銘柄に投資している投資家にとっても参考になるはずだ。

 そこで、まずは優秀なアクティブファンドを選んでみよう。ちなみに、ここでのアクティブファンドは、日本株を投資対象とするものに限定している。

 日本株を投資対象とした投資信託はたくさんあるので、ある程度の絞り込みが必要だ。今回は以下の条件で絞り込んだ。
(1) 純資産総額は30億円以上
(2) 過去5年以上の運用成績があること
(3) 通貨選択型、デリバティブ型、DC専用、SMA・ラップ型などは対象外

 こうして、2015年4月末時点、2016年4月末時点、2017年4月末時点という3つのラップタイムにおける過去5年間の運用成績をランキングし、インデックスファンドの成績を上回っているものから上位20位までをピックアップした。

 毎月このランキングを作って上位に来るアクティブファンドをウォッチし続ければ、より高い確度でどれが優秀なアクティブファンドなのかわかると思う。今回は便宜上、1年ごとに3つのラップタイムの成績を比較してみた。

 2015年4月末時点、2016年4月末時点、2017年4月末時点における過去5年間の運用環境はそれぞれ異なる。したがって、いずれの時点においても、過去5年間の騰落率が上位に入っているアクティブファンドならば、異なる運用環境下でもつねに上位の運用成績をキープできる優秀なファンドマネジャーが運用していると判断できる。

 では、3つのラップタイムの成績で、つねに上位に入っているアクティブファンドは何だろうか。

 SBIアセットマネジメントが設定・運用している「中小型割安成長株ファンド(愛称:ジェイリバイブ)」が、2015年4月末、2016年4月末が1位で、2017年4月末が3位となっている。またアセットマネジメントoneが設定・運用する「新興市場日本株ファンド」は、2015年4月末、2016年4月末が2位で、2017年4月末は1位だ。同ファンドの217年4月末時点における過去5年間の騰落率は、421.8%にも達している。

 ちなみに、同時点におけるインデックスファンドの過去5年間騰落率は、日経225平均株価をベンチマークにしたものが117.1%から108.6%の範囲に分布している。それと比較しても、「新興市場日本株ファンド」はアクティブファンドとして、かなり優秀な運用成績を収めていると判断してよいだろう。

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