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ダイエットに成功はなく、肥満は死につながらない? 食の研究者が明かす意外な事実

6/11(日) 9:10配信

ライフハッカー[日本版]

食の研究を始めて、もう20年以上になる。大学の食の研究室でずる賢い実験をおこなうこともあれば、アメリカの学校のカフェテリアにいる子どもたちや、毎年開催される熱狂的な食べものの祭典にやってくる人たち、さらには国際宇宙ステーションの宇宙飛行士たちといった人々に、研究室で実験をおこなうこともある。

実験を通じて、驚いたことに、これまで自分が真実だと信じていたことは、ことごとく間違っていたことがわかった。

なんと、ダイエット業界の三本柱である「ダイエットは成功する」「ダイエットは体にいい」「肥満は死を招く」まで…。実際には、ダイエットに成功はないばかりか体に悪く、肥満は死に繋がらないことがわかったのである。(「はじめに 『意志力の神話』が通じない健康と食の科学」より)

こう記している『一流のコンディション』(トレイシー・マン著、佐伯葉子訳、大和書房)の著者は、ミネソタ大学健康心理学教授。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で終身教授を務めたのち、2007年に同大学へ移り、健康と食の研究室を設立したのだそうです。

他にも本書では、「セルフコントロールができないから太るわけではない」「意志力を使っても痩せられない」など、ダイエットに関する従来の常識がことごとく覆されています。そして自身の研究結果に基づいて著者が伝えようとしているのは、「健康的な人生を送るのに、ダイエットは必要ない」ということ。この健康的な生き方こそが重要だというのです。

PART I「なぜダイエットは失敗するのか? 絶対に痩せられないこれだけの理由」から、いくつかのトピックスを抜き出してみましょう。

じつに曖昧な「成功」の定義

多くの人にとってダイエットの成功とは、体重が大幅に減少し、それが維持されることであるはず。しかし、そうだとしたらダイエットに成功はないと著者は断言しています。なぜなら、私たちが考えるダイエットの「成功」は、ダイエット関連会社のCEOや肥満研究者が考えるそれとは違うから。

ダイエット関連会社のCEOにとっての「成功」とは、「微量でも短期間でも、体重が落ちればいい」ということ。そして肥満研究者にとっては、被験者がダイエットをしていない人とくらべ、少しでも体重を減らせれば成功となるわけです。ほとんどのダイエッターが、最初の数カ月間は体重がたしかに減ることから、「ダイエットに成功はある」と主張しているにすぎないということ。

事実、アメリカで1940年代以降におこなわれた何百という研究の結果、ダイエッターがダイエットを開始して、最初の4~6カ月間で平均2~7キロ減少したことがわかっているのだといいます。これは、低カロリーダイエット、低脂質ダイエット、炭水化物抜きダイエットや、その時々に流行っているアイデアなど、どのダイエット法にもいえるそうです。(22ページより)

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