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多田修平の“9秒台”に新旧100m戦士も反応 桐生「俺がいないと日本は追い風だ(笑)」

6/11(日) 13:57配信

THE ANSWER

日本学生個人選手権、追い風参考記録ながら国内初の“9秒台”が誕生

 陸上の日本学生個人選手権は第2日目の10日、多田修平(関西学院大)が男子100メートル準決勝で、追い風4.5メートルの参考記録ながら国内レース初の日本人9秒台となる9秒94秒をマークした。瞬く間に時の人となった20歳は、twitterで「自分でもびっくりしました」と投稿。「浮かれず、日本選手権に向けて追い込んでいきます!!」と次なる戦いでの活躍を誓った。

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 日本陸上界に新星が現れた。男子100メートル準々決勝、スタートから飛び出した多田は持ち前の加速力で中盤からギアチェンジ。後続を突き放し、一気に駆け抜けた。記録ボードに「9.94」の数字が表示されると、スタンドからは大きな歓声が起こり、多田も笑顔でガッツポーズを見せた。

 追い風参考記録とはいえ、日本人では桐生祥秀(東洋大・9.87秒)、ケンブリッジ飛鳥(ナイキ・9.98秒)に次ぐ3人目の9秒台。国内大会では初の快挙に、「追参(追い風参考)ですが、国内初の9秒台。自分でもびっくりしました」と綴り、日本学生陸上競技連合にも「準決勝のタイムは自分では出るとは思っていなかった」とのコメントを寄せている。

 多田は続く決勝でも、10秒08の好記録をマークして優勝。8月にロンドンで行われる世界選手権の参加標準記録(10秒12)をクリアし、代表入りに名乗りを上げた。大会後には、「本当に嬉しかったのが、決勝10秒08で世界選手権標準記録突破」と喜びを表し、「本当に応援ありがとうございました」とサポートに感謝した。

五輪メダリストの朝原氏もtwitterで祝福「日本選手権楽しみです!」

 このニュースは、遠く離れた異国の地にも届いたようで、6月8日のダイヤモンドリーグローマ大会に参戦していた桐生は「俺がいないと日本は追い風だ(笑)」とtwitterを更新。同じく9秒台を期待されながら、今季の国内の100メートル決勝ではすべて向かい風の条件下で、記録達成に足踏みしている自身の状況にかけて、反応した。

また、北京オリンピック男子4x100メートルリレーの銀メダリストで、日本人で初めて100メートル10秒0台を記録した朝原宣治氏も「おめでとう!関西の大学から久々に良い記録!!」もtwitterで祝福。「日本選手権楽しみです!」とエールを送っている。

 多田は世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権(23日開幕・ヤンマースタジアム長居)でも活躍が期待される。同大会には、桐生やケンブリッジ、山縣亮太(セイコー)と、多田と同じく世界選手権の参加標準記録を突破している選手たちも参戦する。

「日本選手権では表彰台に上がり、また、世界選手権に出場し、最終的には世界のトップ選手と戦いたい」と意気込みを語った多田。地元・大阪で再び快走すれば、ロンドンへの切符も見えてくる。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

最終更新:6/11(日) 13:57
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